
〈王香アミ〉12(1)水星と火星のアスペクト
今日は、水星と火星のアスペクトのお話しです。
水星は、知識、コミュニケーションの星です。
火星は、行動、情熱の星です。
この2つがアスペクトを形成するとき、どんな作用が出るのか、
見ていきましょう。
*水星と火星のアスペクト(0度コンジャンクション)
*水星と火星のアスペクト(60度セクスタイル、120度トライン)
この角度は、相性の良い元素(地と水、風と火、または、同じ元素同士)
の関係なので、「水星」の知性と「火星」の情熱や行動のバランスが
プラスの方向へ引き出されます。
ことばや文章を行動へつなげることが得意であったり、
伝えたい事柄を情熱的に熱く語ることができるので、
講師やリーダーとして、発信する側に適しています。
対人関係でも、スムーズに展開できるでしょう。
*水星と火星のアスペクト(90度スクエア)
水星に対して、見えない方向から、火星が横やりを
入れてくるようなイメージになります。
衝動的な発言や行動が突然、出てきたりします。
周囲の人は、突然なので、状況が理解できなかったりするのです。
また、言動と行動が一致しないパターンもあり、
それがきっかけで、誤解を生みやすかったりします。
このアスペクトがある人は、無自覚で行っていることがあるので、
他人へ向けて、何かを発信したり、行動を起こすときは、
ひとつひとつ、自分が何を言いたいのか、やりたいのか、
確認しながら、行うとギャップが避けられるでしょう。
*水星と火星のアスペクト(180度オポジション)
この配置は、水星と火星が向かい合う配置になり、
お互いを常に、意識しています。
スクエアと違って、無意識に行っているとか、突然、
ということはないのです。
頭で分かっていても、行動が伴っていなかったり、
他人との間で、批判的なことや口論になりやすかったりします。
ただ、状況を把握した上で行っていることなので、
周囲とのバランスを意識することで、発言しにくい場面でも、
説得力のある提案を出来たりします。
そういう意味では、リーダーとしての素養はありますが、
若い時は、訓練が必要でしょう。
次回は、水星と金星のお話しです。