【キキョウ】できる私ではなく、存在していい私へ
偏差値、順位、通知表、内申点。
ゆとり教育なのに
競争は消えていない矛盾の中、
インターネットは大いに発達。
SNSでも比較は常態化しました。
学校を卒業し、
いざ就職しようとしてみると
今度は自己PRができなくては
価値がない者扱い。
平成生まれの方々にはおなじみの
社会的背景ではないでしょうか。
昨今では簡単に
自己肯定感を高めろと言いますが
決してこれは簡単なことではないのです。
前述のような社会において、
心に大きな傷を受けていることは
想像に難くありません。
例えば、人は
比較に晒された期間が長いほど
自己否定癖が強くなると言われます。
「あの子はできて、私はできない」
他人に勝てない=価値がない、と
誤学習してしまうからです。
「好きなことだけじゃ生きていけないよ」
そう親は言うのに、
個性は大事にしろとわれ、
好きなことで生きている人は華々しくて。
比べて壊れるのは、
能力ではなく、心の方です。
だから頑張っても、頑張っても
駄目な感じが消えないのです。
能力が足りないのではなく、
自分に対する許可が足りなかった。
上を見すぎるから、もっと、もっと、
私はまだまだと、
自分を否定することになります。
100を目指すのではなく、
80を目指す自分を許しても良いのです。
比較はときに、人生を導くツールではなく、
人生を狂わせる毒になることもあります。
できる自分だから認められる、
そう勘違いしていませんか。
本来の自己肯定感は
「できる私」じゃなく
「できなくても生きていていい私」
から始まるものです。
それでも言いましょう。
あなたが自分を嫌いになったのは
弱さからではありません。
時代の被害者だからです。
勝てなかったのではありません。
あなたは最初から、
勝ち負けの土俵に
生きる人じゃなかったのです。
他人と競う舞台から降りても、
人生は終わりません。
むしろ、そこからやっと始まります。
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曽我部キキョウ
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ほしよみ堂大阪アメ村店
2025年12月の出演日
3日、5日、6日、13日、14日、19日、21日、22日、24日、25日、28日、31日
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