【キキョウ】他人の秘密は、甘い誘惑？
よくドラマや映画のセリフに
「この秘密は墓場まで持っていく」
なんて言葉が出てきます。
現実にも、こう言う人は多いでしょう。
ところがその手の秘密は
なぜかみんなの知るところに。
不思議だと思いませんか。
これは人間の脳が「保持」より
「共有」に向いているから起こる、
とも言えます。
秘密というのは、
心の中で圧縮された
感情や情報の塊です。
抱え込むほど、内圧がかかる仕組み。
その負荷に耐えるには、
精神力よりも「誰かに渡して軽くしたい」
という欲求の方が圧倒的に強くなります。
信頼できる、あの人一人だけなら。
そうして明るみに出たら、
もう秘密は独り歩きを始めてしまいます。
「一人だけなら」のバケツリレーです。
「秘密を守る」という大義名分より、
「感情の出口を作る」という生存本能が
勝ってしまう人は、
きっと思うより多いでしょう。
実際のところ、秘密を漏らすのは
裏切りではなく心の弱さの解消として。
この誘惑に勝つのは難しいことです。
だからこそ古今東西で
「口の堅さ」が美徳扱いになってきました。
秘密がどんなに約束しようと
漏れていく過程において
他の心理も働きますが
注目すべきはこのようなことです。
では秘密とは絶対に明るみにでるのか。
そうではありません。
これまでに、本当に闇に葬られた秘密は
数えきれないぐらいあるでしょう。
あいにく、葬られてしまっているので
データは残っていませんが、
共通点があります。
話す誘惑より、
黙る必然の方が勝っていた、
ということです。
言い換えれば、
永遠に葬られた秘密というのは、
口を閉ざすことでしか
生き残れないような話だということ。
また、世には口の軽い人と硬い人が
存在しています。
違いは単純で、
軽い人は感情優先、
堅い人は結果を優先する人です。
秘密の重さに耐えられるかどうかで、
人の器は静かに分かれていきます。
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曽我部キキョウ
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ほしよみ堂大阪アメ村店
2025年11月の出演日
5日、6日、8日、10日、11日、12日、13日、16日、20日、22日、23日、26日、30日
2025年12月の出演日
3日、5日、6日、13日、14日、19日、21日、22日、24日、25日、28日、31日
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