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【キキョウ】化粧は何のため、誰のため?

女性の皆さまにはおなじみの化粧。

 

今では当然のように
美しく飾り、よりきれいに見せるための
ファッションの一部です。

 

しかしその歴史を紐解くと
自らを美しく飾る、
という意味合いの化粧の前に
防御のためのもの、という時代がありました。

 

古代の化粧というと
エジプトで目の周りを塗った姿が
思い出されるかもしれません。

 

あれは実のところ
身だしなみとしての化粧というよりも
日よけと細菌の繁殖を防止する
健康上のものでした。

 

また、アフリカの少数民族など
さまざまな文様を描く人がいますが
あれはまさにカモフラージュ。

 

外敵から身の安全を図るためのものです。

 

目に見えないものから
自分を守るという
呪術的な意味合いのものもあります。

 

つまり、物理的であれ、心理的であれ
化粧はある意味結界で、
外界の何かから自分を守るための
防御の策でした。

 

さてさて、時代が下ってくと
化粧は自分を美しく見せるための
装いの一部となります。

 

この変化は、どうやら
鏡の登場によるところが大きいようです。

 

鏡という、自分を映すものを見て、
より美しく、華やかに装うということを
試みるようになっていったのですね。

 

ちなみに、化粧をしているけれど
自然な感じ、いわゆる
ナチュラルメイクの登場は
20世紀まで待たねばなりません。

 

当たり前のように行う化粧ですが
時代によってその役割も変わり、
品質も変わり、今に至っています。

 

化粧の方法も、もちろん
時代によって変化するもの。

 

白が貴ばれた時代もあれば、
健康的な肌色がいいときも。

 

自分を別の誰かに変えるほどの
超絶厚化粧はしなくても、
やはりすっぴんにはない、
「化粧をしている」という心理は働きます。

 

しかしながら
化粧をしてもしなくても
その中にある自分は
決して変わらないもの。

 

見た目の美しさだけにこだわらず
内面の美しさも磨いてくださいね。

 

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曽我部キキョウ

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ほしよみ堂大阪アメ村店

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