【キキョウ】即時に自分を評価しないこと
自己肯定感を取り戻すために
ぜひとも「まず」押さえておきたいポイントを
今回はご紹介したいと思います。
いちいち自分を評価しないほうがよい、
ということです。
目標を掲げて、少しでも前進したら、
できた自分をほめるのはいいことです。
でもそれを採点すると、話はこじれます。
成功した、そう思うと脳が
アドレナリンを出し、癖になってしまいます。
失敗した、と思うと
自己処罰スイッチが入って
これも癖になります。
どちらも脳の評価回路を刺激する「依存構造」で、
本来の前に進む、試すという目的から
逸れてしまいます。
評価なしで、淡々と事実をみればどうでしょう。
じつはこれが一番健全です。
うまくいった日は気分が上がり、
ダメな日はどん底。
この「情緒ジェットコースター」もよくないですね。
評価をやめれば、
この乱高下から距離を置けます。
自分を罰する癖も減っていくでしょう。
職人やアスリートが自分を細かく評価しないのは
有名な話ではないでしょうか。
成功や失敗は後から他人が言うことで、
本人はその瞬間の動きに徹するからです。
評価をしないと集中力の質が上がり、
結果的に成功率が上がります。
脳科学的にも、自己評価をしている間は
「作業野」が弱まります。
つまり「良かったかな? ダメだったかな?」を
考えている時間、効率がとても悪くなっています。
そろそろ評価しないことの重要性が
分かってきたのではないでしょうか。
そもそも評価というものは
時間軸によって裏切るのです。
ずっと前に失敗だと思っていたことが
今日成功するために必要な経験だった、
などはよくある話です。
つまり、今失敗したと嘆いたところで
実際に成功か失敗かは
時が経ってみないと分からないということ。
そんな分からないものに
一喜一憂して、くたびれる必要はなしでしょう。
ここまで見てみると、
どれだけ瞬発力のある自己評価が
不要か理解できたと思います。
評価という行為は、
あなたの心を安定させるどころか、
むしろ揺らすために
存在していると言ってもいいでしょう。
そして評価を手放すと、
もう一つの重要な仕組みが顔を出します。
あなたが思っているより、
脳はずっと単純で、そして使い勝手のいいものです。
小さな前進を、敏感に察知して、
あなたの推進力になるでしょう。
その話を、次回お届けします。
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曽我部キキョウ
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