【キキョウ】書くという脳トレーニング
昔は漢字を覚えるために、
「漢字練習帳」なる学習帳へ
ひたすら同じ文字を書きました。
今どきその学習方法をとっているか
これは別の機会に話すとして。
書けば脳に刻まれるのか、
についてです。
結論から言いますと
書くと記憶しやすくなります。
脳の仕組みから言うと、
「書く」という行為は
単なる情報入力ではありません。
運動系・感覚系・言語系の
三つの領域を同時に動かします。
ただ読んだり聞いたりするよりも、
はるかに多くの
神経回路が関与するのです。
また、手を動かすことと、
思考を組み立てることが
密接に結びついています。
昔の人は、何かを考えるときに
まず筆を取ることが多くありました。
つまり、書きながら考えていたと
いえるでしょう。
手書きは速度が遅い分、
「言葉を選ぶ」「文を整える」
「意味を吟味する」
という時間が自然に生まれます。
ですから、書く習慣があると、
考える、あるいは記憶する筋肉も
鍛えていたと言えるのですね。
さて、現代の人は
手書きで何かを書くというよりも、
大体において入力。
手書きほどに、脳の鍛錬にはなりません。
できれば1日10分ほど、
手書き時間を作って、
思考力や記憶力の衰えを
防ぎたいところです。
これは今日の出来事をまとめる
「日記」の記述とは違いますので要注意。
もっと思考に重点を置いたものです。
例えば、今日感じた違和感や
心に残った一瞬を書きだします。
そして、それはなぜか、
書き足してみましょう。
考えること、記憶することのほか、
直感の源が見えるかもしれませんね。
メモ用紙にひたすら書くだけでも
きっと何かが違ってくるでしょうし、
ぜひ手書き時間を試してみてください。
記憶力がよくなる以上に、
ひらめきも冴えるかもしれませんね。
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曽我部キキョウ
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