
【キキョウ】現代版忍耐ってどんなもの?
耐え忍ぶというと、
どういう印象を持ちますか。
かつての日本では
それはある意味、美徳でした。
負けても潔く耐える姿や、
黙って苦しみに耐える背中が
「絵になる」と感じられてきた
そういう面もあります。
これは西洋的文化からすると
とんでもないことかもしれません。
彼らは、「耐え忍ぶ」より
「戦い抜く」方が美的に響く文化の
継承者だからです。
現代的に見て「忍耐」は
どうでしょう。
ただ我慢するだけでは、
下手な自己犠牲と同様。
これはあまり歓迎されませんね。
しかし、一定の条件下で
耐え忍ぶ姿に美を感じる人が
いることも確かです。
ただし現代の「耐える」は
昔のような「ひたすら我慢」では
ないようですね。
未来に望むものがあるからこそ、
今をやり過ごす戦略としての
意味合いが強いのではないかとの
意見もあります。
声をあげて叫べば
正義を振りかざしているように
見える時代ではありますが。
(正義とは何か、は別の機会に)
黙して語らず、も
それなりに説得力はありますよね。
一様に耐える、と言いますが
やはりなぜ耐えるのか、
そしてどうするのかが、
大事になってくるのではないでしょうか。
ここで注意しておきたいのは
自分を押し殺す行為と
耐えるというのは、
違うということ。
自分さえ我慢すれば、は
耐えるというよりも「押し殺す」で
それは自分を壊すことでもあります。
対して耐えるというのは
自分を守りながら、状況を見極めること。
忍耐には弱さではなく、
強さが必要ではないか、
そう思える今日この頃です。
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曽我部キキョウ
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