【キキョウ】神と人と人工生命体
冒涜と言われるかもしれませんが
神という存在は、人間の意識が
創造したものだと思いませんか？
かつて、さまざまなものを克服し、
超越しようと試みてきた人間が
不可思議で説明のつかないことを
「神」という存在に託しました。
神の存在は否定しません。
みなさんの心の中に、
存在したり、しなかったりするものです。
人間はさまざまな
自然のものを模倣し、
天然と人工のものを流通させています。
今や真珠も人工臓器も、
ラボでできる時代。
芸術も、AIが創造する中、
生命だけは人工的に作ることが
難しいとされています。
これはクローン体の話ではなく
何もないところから、
生命を発生させること。
そもそも人工的に作るためには
駆動させているものは何か、
これがわからなくてはなりません。
ところが生命体に関しては、
生命を生命たらしめる、
意識とでも呼ぶようなものが
一体全体何なのか、わかりません。
人間が創造した「神」は、
無から有を生み出しました。
そしてわからない真理その他を
すべて神の御業にしてきたのですが
ここにきて人間は
どんどん神に近づき、
そして越えようとしています。
某AIは言います。
火を操ったとき、人は「自然」を越えようとし、
病を治したとき、「運命」を越えようとし、
AIで「知性」を越えようとし
人工生命で「創造主」を越えようとしている。
まったくもってその通りだと思いませんか。
人工的に生命体を作ろうとすることで
自ら生み出した神という役割を
人間は今、奪おうとしているのです。
科学は神の領域に
手を伸ばし続けていますが
いまだに触れられていません。
生命の起動、意識の始点、死の先。
ここは依然として「神」の領域と
言わざるを得ないのでしょうか。
人が神の役割を担う日が来るのか
今を生きる私たちには分かりません。
いつの日か、人工生命体が誕生して、
人間が神と呼ばれる日が
来るのでしょう。
神を越えようとするのは傲慢なのか、
それとも進化なのか
それは未来の歴史が教えてくれます。
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曽我部キキョウ
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ほしよみ堂大阪アメ村店
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