【キキョウ】衝動買いしてもいいじゃない
ウキウキ気分で買い物をして、
家へ帰ってから
どうして私はこれを買ったのだろう、
なんてげんなりすること、ありませんか?
衝動買いをするとき、
たいていの人は
それが欲しいから買っていると
勘違いしています。
しかし無自覚ではあっても、
心の飢えを埋めようとしていることが
多々あります。
代表的な衝動買いトリガーを
紹介しましょう。
まずは感情の乱れから。
ストレスや寂しさ、退屈などで
感情が乱れると、
理性より先に快楽で帳尻あわせを
しようとします。
すると脳内でドーパミンが分泌され、
「これを買えばスッキリする」と
錯覚するのですね。
もちろん、ドーパミンが切れて
冷静になると
「別に要らなかった」となります。
次に自己評価の低下があります。
買う行為そのもので、
優位感や成功感を得ようとするのです。
いいものを持つ私には価値がある、
高いものを選ぶ私は頑張っている、
などなど。
この心理は意識下で強烈に働きます。
物を欲したというよりは
自分を保つための必死の行動と言えるでしょう。
最後に、未来の理想の「自分」を買う
というものがあります。
この服を買えばきれいになれる、
この本を買えば成長できる、
この道具で人生が変わる。
このように理想の自分を買っているのです。
現実が停滞していて、
物に変身のきっかけを投影しているようなもの。
さて、こうしてみると
衝動買いは悪いようにも思えますが
じつは善でも悪でもないのです。
買っても何も満たされず、
心の問題を物で支える癖になっていたら
それはよくないかもしれません。
しかし、疲労で限界のとき、
少しだけストレス発散に買い物をしたら。
努力することに疲れている自分へ
ささやかなご褒美として贅沢をしたら。
それが衝動買いであっても、
これは「救い」に他なりません。
お財布との相談は大事ですが、
衝動買いが大当たりすることもあります。
満たされたいという気持ちも、
まっとうな人間の願いです。
衝動的に物が欲しいとき、
呪文を唱えてみませんか。
「私は物が欲しい?それとも満たされたい?」
きっと買い物が幸せな方向へ向かいますよ。
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曽我部キキョウ
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ほしよみ堂大阪アメ村店
2025年11月の出演日
5日、6日、8日、10日、11日、12日、13日、16日、20日、22日、23日、26日、30日
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