
【曽我部キキョウ】『豊かさ』とは何?どこから来るの?
富貴や貧困に
具体的な定義はありません。
それでも人は、自分が
豊かである、あるいは
貧しいと感じています。
なぜなのでしょう。
世界銀行は
「1日あたり2.15ドル未満で暮らす人」
を極度の貧困と定義していますが、
それだけでは語ることができません。
上記はお金や物質面から見た、
富裕と貧困の差です。
社会的な貧富の差、は
どうでしょう。
国や社会が違えば、
生活水準は違ってきますが
その社会で普通とされる
生活水準より大きく下回るなど。
相対的な貧富の差ですね。
もう一つ、重要なのが
気の持ちようのお話です。
貧しい生活でも幸福な人と
裕福な生活でも、
不幸な人がいます。
なぜでしょう。
価値をどこに置くか
これが大切なポイントです。
金銭的には貧しくても
日々を楽しく幸せに過ごす人。
この場合、価値の中心は
お金やモノではなく、
人とのつながりや自然など。
また自分の持てる範囲が分かっています。
つまり、「足るを知る」という状態。
そして承認のよりどころが
社会ではなく、自分なのです。
誰が認めなくても、
自分がよいならオッケー。
この姿勢が、経済的な貧しさを
苦痛にしないためには
必要ですね。
つまり、物質的な過不足より
自分の気の持ちようによって
幸せとか、不幸は変わるのです。
分かっているのに、次々求める、
それも人間の悲しい性ですね。
進化の過程で、
「もっと、もっと蓄えを」と
学んだ人間の脳は、常に
足りないと訴えかけてきます。
気持ちの切り替えとともに、
脳の囁きをシャットダウンしなくては。
どのような状態を幸せと感じるかは
個人によって変わります。
とはいえ、少なくとも、
「不幸ではない」ために
意識できることはすると
いいのではないでしょうか。
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曽我部キキョウ
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