
【曽我部キキョウ】お盆に海へ入ることの怖さとは
お盆の海水浴は危険。
よく言いますね。
なぜだかご存じですか?
それはあの世とこの世が
近くなるから、なんです。
というのは迷信で、
実際に現実的な
根拠もあります。
まず、お盆のころは台風や
熱帯低気圧の影響で
沿岸に高波や離岸流が
発生しやすくなります。
波に飲まれる、
沖に流される、ということが
起きやすいのです。
また、毒を持つクラゲが増えます。
クラゲも体に何か当たったら
びっくりしますから、
防衛反応として刺します。
刺されると、人間は
強烈な痛みと腫れを
経験することになるのです。
また、海の中に「冷水塊」が
入り込んで、急な
低体温症になることも。
昔の人は、ホラー仕立ての話で
子どもたちの無謀を
止めていたのでしょう。
では。
お盆を過ぎたら
もう大丈夫?
いえいえ、
そうは問屋が卸しません。
台風はお盆過ぎでも発生するし
離岸流の危険は続きます。
生き物の面でも、
クラゲはむしろ増えるし、
さらに海藻の漂着なども
出てくるのです。
怪談的ニュアンスの
お盆の海は危険、
ということはなくなりますが
現実的にはまだまだ危険だらけ。
幽霊に足を引っ張られることは
あり得ないから、
お盆でも海に行って
楽しもう。
そう思う気持ちが
あるかもしれませんが
昔の人が怪談に託したものは、
現実的なお盆の海の怖さです。
言い伝えられていることは、
決して軽々しく
無視していいものではない
ということですね。
古来言われていることがあれば
無視する前に、少しだけ
現実面も考慮した方がいいでしょう。
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曽我部キキョウ
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ほしよみ堂大阪アメ村店
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