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【曽我部キキョウ】その服は、誰のため? ― 平成生まれの自己顕示欲取扱説明書 その1

目立ちたがり屋は痛い人、

自己顕示欲が強い人は少し苦手。

 

でもその感覚、

本当に他人に向いている?

 

多くの人は「自分の自己顕示欲」を

一番嫌っているのではないでしょうか。

 

目立ちたいと思った瞬間に

それは浅はかなことだ、

ちゃんとした大人ではないと

即座に自分をたたいていませんか。

 

この考え方こそが、後々の「こじれ」を

生んでいます。

 

そもそも承認欲求と

自己顕示欲というものは

まったく違うものです。

 

他人からの承認を必要とするか、

自分という存在を外界に示したいのか。

 

似ているように思えるかもしれませんが

自己顕示欲は他人の評価がなくても

発生するものです。

 

承認欲求は「認めてほしい」、

自己顕示欲は「ここにいる」。

 

表現したい、伝えたい、という思いを

承認に飢えている、あるいは

満たされていない証拠と

雑にまとめることで、

話がややこしくなっています。

 

人というものは、

存在を消された瞬間、

一番不安になります。

 

集団の中で認識されることで

生存してきたからです。

 

つまり、自己顕示欲とは、

「私はここにいる」という

生存信号の一種。

 

低俗どころか、

人としてデフォルトで備わっている

生存のための機能です。

 

この本能を、きれいごとで

なかったことにするのは、

無理があります。

 

さてここで、少し

会社員女性の現実を見てみましょう。

 

まず、目立つと叩かれます。

嫉妬や陰口の対象になることも、

大いに考えられます。

 

だから、でしゃばらず、

波風を立てず、空気を読んで

評価もされ過ぎないよう調整し

何も起こらないようにしているわけです。

 

それは怠慢ではなく、

生き延びるための知恵でもあります。

 

この結果、「大人の処世術」は身につきますが

本能ともいえる自己顕示欲は

地下に潜ってくすぶっています。

 

表に出せない自己顕示欲は

歪んだ形で表に出てきます。

 

例えば、承認依存。

マウンティングや被害者ポジション。

「分かってほしいのに言わない」態度。

このような形で。

 

自己顕示欲を否定して

清らかになる人はいません。

ただ、面倒くさくなるだけです。

 

自己顕示欲自体は悪ではありません。

 

問題は扱い方で、

否定・抑圧・見ないふりが、

いちばん厄介な行動に結びつきます。

 

自分の中にいる、目立ちたい私を

認めてみましょう。

 

そこから、健全なこの欲求の扱い方を

語ることができるようになります。

※過去の記事はこちらからご覧いただけます。

※その他の記事はこちらです。

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曽我部キキョウ

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