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【曽我部キキョウ】その服は、誰のため? ― 平成生まれの自己顕示欲取扱説明書 その10

クローゼットやタンスを開けて、

さあ服を選ぼう、というとき。

 

ふと見まわしてみてください。

似たような服ばかりになっていませんか。

 

黒いタートル。

オフホワイトのブラウス。

あるいは流行のワイドパンツ、地味目。

 

これは偶然ではありません。

あなたが、同じような服を選んだ結果です。

 

センスの問題でもありません。

自分軸がないと、

人は「安全圏」でしか選べないからです。

 

過去に褒められた、

失敗しなかった、

浮かなかった、

否定されなかった。

 

このような無難なゾーンを形成、

そこの範囲内で選んでいます。

 

これは好みが固まっているというよりも

試す勇気がなくなっている状態です。

 

だから新しい服を選んでいるつもりでも、

同じ自己像を何度も再生産しているわけです。

 

似た服を買う人は、

それが好きだから買っているのではありません。

 

その服がしっくりくるかもしれない、

ちゃんとして見えるだろう、と

完成した自分を代行させようとしています。

 

だから1着では足りず、

同じようなものを買い足すことになるのです。

 

このとき、買っているのは服ですが、

それは自分の輪郭を探す行為をでもあります。

 

似たような流行の服を何枚も買う行為。

 

流行に流されて、つい。

センスがないから店員のすすめに従って。

意思が弱いから、断り切れずに。

 

違います。

自己像が未定義なまま、

大人になってしまった結果です。

 

では、この服を買って自分を確認しようとする、

この行為のループを止めようとしたとき、

必要なことは何でしょうか。

 

断捨離や

色診断ではありません。

 

「私はどう見られたいか」を考えるのではなく

どうありたいかを決めることが

必要になります。

 

安心したい人なのか、

強く見せたい人なのか、

静かでいたい人なのか、

主張したい人なのか。

 

ここが定まらない限り、

同じような服は増えていきます。

そして反比例するように、自己像は薄まります。

 

似た服が増えるのは、

あなたがつまらないからでも、

浪費家だからでもありません。

 

自分という人間を、

まだ定義しきれていないだけです。

 

その定義ができたら、

クローゼットの中は

あなたの色がちりばめられるでしょう。

 

「何を着ても落ち着かない」という感覚は、

その日を境に、静かに消えていきます。

 

※過去の記事はこちらでご覧いただけます。

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曽我部キキョウ

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