【曽我部キキョウ】その服は、誰のため? ― 平成生まれの自己顕示欲取扱説明書 その3
「ちゃんとしてるね」と言われ続けた人ほど、派手になる理由
派手な人は承認欲求が強いのでしょうか。
いいえ、話はそう単純ではありません。
もっと複雑かつ静かな背景があります。
そもそも派手な人の多くは、かつての優等生でした。
「ちゃんとしているね」そう言われ続けて
育ってきた人たちです。
この「ちゃんとしているね」は
ほめ言葉のように聞こえますが
その実、条件付きの承認です。
行動、成果、役割に紐づいた承認であって
存在そのものを肯定しているわけではありません。
優等生は空気を読み、
正解を探し、
はみ出さない。
結果、いい子でいる限り、居場所はあるのだという
条件反射が成立するのです。
そして優等生でいることで
評価されると安心、
評価されないと不安、
否定されると存在が消えたような感覚になります。
これは承認欲求というより、
評価への依存、いうなれば「評価中毒」です。
評価がなければ落ち着かない。
評価が途切れると、自分が分からなくなる。
そんな状態です。
彼らは、自分を感じるよりも、
他人の反応によって
自分を確認してきました。
だから、評価が減る、
役割が終わる、
年齢や立場が変わる、
といった大きな変化で、一気に
押さえこまれていた自己顕示欲が暴れ出します。
派手な服を着る。
強い言葉を放つ。
かつての優等生たちは
突然、反抗心を抱いたのではなく
抑圧の反動と生存本能から
変化しただけです。
評価がないなら目立つしかない。
そうしなければ、
「私はここにいる」と、誰にも気づいてもらえない。
言ってしまえば、非常ベルのようなものです。
評価され慣れた人ほど、
評価を失うことを怖がります。
評価イコール安全という図式の中で育ち
自分の感情や欲より
「どう見られるか」が優先順位の上にあった人たちです。
だから評価が消えると空白というより
崩壊に近い状態になります。
「評価されない自分」を
一度も安全なものとして体験してこなかったことも
大きな理由の一つでしょう。
これが派手さの正体です。
派手になったのではありません。
静かでいられなくなった人たちなのです。
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曽我部キキョウ
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