【曽我部キキョウ】その服は、誰のため? ― 平成生まれの自己顕示欲取扱説明書 その4
目立ちたくない。
承認欲求が強い人は苦手。
私は静かに生きたいだけ。
一見、成熟しているように見える態度。
そう見える、というだけです。
それは往々にして、
「私はあの人たちとは違う」という
安全圏からの自己定義でもあります。
これは本当に欲がないということでしょうか。
あるいは。
欲を持つのが怖い状態なのではないでしょうか。
自己顕示欲を嫌う人ほど
どう見られているかを
常に気にします。
周囲から浮かない服装や
無難な言動、
そして叩かれない位置。
見られないように生きることは、
見られる側に人生を預けることと同じです。
まるで監視されているかのように。
表では欲がないといいつつ、
裏では嫌われない努力を
やめられない人たちと言えます。
人間である限り、
欲がない状態というのは
ほぼ存在しません。
あるのは、「出していい欲」と
「出すと危険な欲」の仕分けをすることだけ。
では、自己顕示欲は
「出していい欲」なのでしょうか。
それとも「危険な欲」なのでしょうか。
欲がない人でいれば安全、
目立たなければ攻撃されない、
無難でいれば居場所がある、
これらは美徳ではなく生存戦略です。
要するに、欲のない人ではなく、
欲を凍結している人にすぎません。
この凍らせた欲は
見えない場所で
他人の評価に変換され続けています。
その結果、他人の一言に必要以上に傷つく、
評価されないと虚無になる、
承認されている人を、
理由を言語化できないまま嫌悪する、
そんな歪みとして、後から必ず表に出てきます。
自己顕示欲は恥でも
悪でも、ましてや排除対象でもありません。
問題は、持っていることではなく
自分で扱えていないこと。
抑え込むほど、他人に握られ、
否定するほど、無意識で暴れる自己顕示欲。
この欲望から自由になる方法があるとすれば
それは対等に付き合うこと。
欲を持たない人になることではありません。
欲を持ったまま、
他人に委ねない人になることです。
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曽我部キキョウ
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