【曽我部キキョウ】その服は、誰のため? ― 平成生まれの自己顕示欲取扱説明書 その7
流行を押さえているはずなのに、しっくりこない。
鏡に映る自分が「正解っぽい誰か」に見える。
センスが良くなったはずなのに、満たされない。
こんな経験はありませんか。
垢ぬけたファッションなのに
何だか変な気がする。
これは、服が似合っていないからではありません。
ではなぜ?
流行というのは、
あなたの欲ではなく
みんなが欲しがった結果、だからです。
誰かのあこがれや不安、成功を
ファッションという形で表現したもの。
流行は便利ですが、
主語を奪ってしまいます。
「では誰の?」があまりにも曖昧です。
流行に乗るということは、
似合うものより
「今っぽいもの」を選ぶこと。
それは、無難で、
叩かれない選択を
優先している状態です。
「私はこれが好きです」と言わなくて済む、
もっとも手軽な回避行動でもあります。
これはセンスの問題ではなく、
評価を避けたいという
自己顕示欲です。
目立ちたいわけでもなく、
浮きたいわけでもなく。
自己顕示欲というと、
目立ちたがりの欲だと思われがちですが、
実際はその逆です。
「間違っていると思われたくない」
「変だと言われたくない」
その恐怖もまた、自己顕示欲です。
トレンドに依存していると、
どうなるのでしょう。
まず、何を着ても
借り物感が残ります。
私が選んで買ったのに、
何だかしっくりこない。
みんなが好きなものを
正解と思い込んでしまいます。
自分がたとえ嫌いでも。
つまり、自分の好みを言語化できないし、
表現もできていない状態。
流行のものを着ているうちに
静かに進行するのは、自己喪失。
自分というものを脱ぎ捨てて、
張りぼての流行を身にまとっているのです。
流行に慣れすぎると、
服だけでなく、
好きな人、選ぶ言葉、居心地のいい場所まで
「無難」で選ぶようになります。
では、どうすればこれを防げるのか。
とにかく、流行を守り、追うことを
お休みしてもいいということを覚えましょう。
流行は、参考資料であり、
選択肢の一つであって
必須ではありません。
自分の欲に忠実であることの方が大事です。
試着室で鏡に向かって問うてみてください。
「これは、私の欲か」
それとも
「ズレていない私でいるための保険か」
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曽我部キキョウ
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