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【曽我部キキョウ】わずかな光だからこそ、貴重かも

現代に生きる我々にとって
夜は暗いけれど、
真っ暗闇ではありません。

 

LEDの信号機や街灯が
ずっとついている都会、
家の窓から漏れる光が
道を照らす田舎。

 

キャンプなどで山間部に行き、
夜の闇を経験すると
原始的な恐怖を
感じる方もいるでしょう。

 

もちろん、携帯ライトや
火を活用して
明かりを作り出すことは
簡単にできます。

 

それでも、もし機会があれば
月明り、星明りという
天体の光を感じてみてください。

 

かつてろうそくの火さえ
貴重極まりない時代には
皆、月明りや星明りを
頼りにしたのでしょう。

 

しかも、曇っていたら
そんな明かりすら見えません。

 

視覚を封じられた状態ですね。

 

ルクス、という光の明るさを
表す単位があります。

 

満月の明るさが0.3ルクス
程度だそうです。

 

三日月になると0.01ルクス。

 

そして星明りともなると
およそ0.001ルクスだと
言われています。

 

ピンとこないですよね。

 

1メートル離れた、
ろうそくの明かりの
約1/1000の明るさです。

 

そんな、かすかな光は
ないも同然!と思いますよね。

 

けれども肉眼で星は見えます。

 

確かに明るさはあるのですが
電気の光に慣れ切った
現代人には弱すぎるのです。

 

星明りを頼りに何かをする、
ということは困難でしょう。

 

それでも、月のない晴天の夜に
夜空を見上げて、
星明りを楽しむことはできそうです。

 

はるか彼方から届く、
何万、何億年前の光を
受け取ってみましょう。

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