
【曽我部キキョウ】スッキリ!腹の底から叫んでみよう。
人が話す声の大きさは、
おおむね60dB(デシベル)
と言われています。
よくニュースで見かける、
地方の大声大会、
この優勝者でおおむね
110~120dBです。
かなり気合を入れて
大声で叫ばなくては、
100dBを超えるのは
難しいかもしれません。
それだけの大きな声を
街中で出すわけにも
いきませんし、ね。
とはいえ、大きな声を出す
快感とでもいうようなものを
得たい気持ちもあるでしょう。
ここで快感という言葉を出しましたが
本当に大声を出したら
快感が得られるのでしょうか。
はい、その通りです。
ある種の快感は沸き起こります。
大声を出すことで、
横隔膜が刺激され
副交感神経が優位になるためです。
副交感神経は、自律神経の一種で、
体を休めるときに働きます。
心拍数を下げたり、
血圧を下げたり、
消化を促進したりします。
深い腹式呼吸を伴うことでも、
この副交感神経が優位になります。
自律神経のバランスが整って
リラックス状態になる、
ということでもあります。
酸素の取り込み量が増え、
全身の細胞に供給することで、
リラクゼーションや
集中力の向上に役立つ、という面も。
また、大声に関しては
筋力アップにもつながるそうです。
力を入れて、あらんかぎりの大声で
叫んでみてください。
爽快感も含め、
思いっきり大声を出すことは
案外、健康に効果的なのです。
ただし、どこででも叫べる
というわけではないので
そこは要注意。
周りに気兼ねなく
大声を出せる場所で
目いっぱい叫んでください。