
【曽我部キキョウ】リサイクル重要!PETボトルのお話
飲料容器として
おなじみのPETボトル。
じつはその歴史は
結構浅いのをご存じですか?
1967年にアメリカのデュポン社が
基礎技術を確立し、
1973年にナサニエル・ワイエスという人が
特許を取得したところから、歴史が始まります。
翌1974年、アメリカで
ペプシコーラの飲料容器として
初めて使用されました。
日本でPETボトルが
初めて導入されたのが
1977年、しょうゆの容器でした。
それまでのガラス瓶にない
利便性を備えたPETボトルは
どんどん普及していきます。
そして1990年代には、
PETボトルのリサイクルが始まり、
1997年には
容器包装リサイクル法施行にいたりました。
軽くて丈夫なPETボトルですが
一体何からできているのか、と
興味を持ったことはありますか?
少々難しい名前ですが
ポリエチレンテレフタレート
(頭文字をとってPET)という、
石油から作られる、テレフタル酸と
エチレングリコールを原料にしています。
どう作るかは、興味のある方だけ
調べてみてください。
さてそのPET樹脂ですが、
作って廃棄、だけでは
環境破壊もいいところです。
そこで登場するのが
先に触れた長い名前の法律。
リサイクル、サステナブルが
ますます重要視される時代、
ここは鈍感ではいられません。
さて、ではペットボトルは
リサイクルで一体何に
変化するのでしょう。
まずはボトルtoボトルと言って
もう一度ペットボトルになるパターン。
分かりやすいですね。
そのほかは食品トレイや
卵のパック、下敷きなどになる
シート状のPET。
そして包装フィルムやラベル、
はたまた繊維まで
さまざまなものに
生まれ変わります。
面倒くさい、一緒に可燃ごみで出したい
その気持ちも分かりますが
ここは頑張って
リサイクルに協力してみませんか。
今日の飲料ボトルが、ゆくゆくは
あなたのバッグになって
帰ってくると考えると
少し夢があるでしょう。