
【曽我部キキョウ】不思議な神話の世界を、眺めてみると?
『神話』というと、
みなさんはどの地域の
どのような神話を
思い浮かべるでしょう。
人類がまだ、世界各地で
民族単位の生活を営んでいたころ。
そして、国家が成立し、
徐々にそれらが
大きくなっていくころ。
神話の成立時期は、
地域によって様々です。
地理的に近かったため
文化の統合があった、
などの歴史的な観点から
似通ったものもあります。
ところが、このような
接点が一切ないにも関わらず、
同じような話が
神話として伝わっていることがあります。
例えば、大洪水の話を見てみましょう。
神の怒りにふれ、大洪水が起こった、
というもので、ノアの箱舟の話も
このうちの一つ。
この洪水の話については、
有名なところだけでも
メソポタミア、中国、マヤ・インカと
いくつもあります。
一方、まったく地理的、民族的な
共通点などないのに
神話が同じような話である場合も。
例えば、妻を亡くした夫が冥界へ行くけれど
醜く変貌した妻に恐慌をきたして
逃げ去る話はみなさまにもなじみ深いでしょう。
イザナギとイザナミのお話です。
ところが同様の話が
ギリシャ神話にもあります。
オルフェウスとエウリュディケ。
北欧神話には、巨人の神々が登場しますが、
ギリシャ神話にも同様の記述があります。
北欧とギリシャは、
今でこそ同じEUの仲間ですが、
神話時代を考えると、別天地もいいところ。
数えだしたらきりがないのです。
偶然の一致にしても
すごすぎる、という声が
聞こえてきそうですね。
陰謀論好きな方なら、
宇宙人の存在を説くでしょう。
そうでないなら?
世界各国の人類学者さんが
日々研究されています。
凡人であるわたしたちは
「すごい、不思議」と
そのミステリアスな世界観を
楽しみましょう。