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【曽我部キキョウ】人の記憶はいい加減だけれども...

昨今のAIの進化は
目覚ましいものがあります。

 

そのうち、彼らが
人間にとって代わる、
という恐怖を抱いている人も
いると思います。

 

ところで、人間の記憶と
機械の記憶は
どう違うのでしょう。

 

AIも入力されたことを覚え、
どんどん最適化していきます。

 

逆に人間の脳の方が、
「適当」と言わざるを得ない
面があるかもしれません。

 

そもそも人間の脳は
神経細胞(ニューロン)と
シナプスで情報を伝達します。
曖昧で連想的なのです。

 

一方の人工知能は
デジタルストレージで
入力された事柄を覚え、
それらの中から適切と
思われるものを抽出します。

 

提示されるものは
数値データであって、
基本的には固定です。

 

また、人間の脳は
記憶を勝手に書き換えるという
面白い機能を持っていますが
AIにはありません。

 

少し哲学的になりますが
自分が自分であるために
人にはある意味、記憶が必要です。

 

アイデンティティを確立させる、
一つの手段が記憶だから。

 

例えば記憶喪失の人が
いたとしましょう。

 

「ここはどこ?私は誰?」

 

よくあるセリフですね。
そう、「私」がなくなってしまうのです。

 

そこからまた、記憶を取り戻すか
第二の「自我」を構築するかは
また別のお話。

 

こうしてみると、AIに
自我はありません。
蓄積されたデータだけです。

 

話せばいくらでも出てくる、
人間の記憶の面白い部分。

 

それらは決してデジタルデータには
複製できないことなのです。

 

機械に入力されたデータは
あくまでも「人間」が
指示することだけを
提示してきます。

 

人間であることに誇りを持ち、
機械を使いこなすのが
一番「クール」かもしれませんね。

 

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曽我部キキョウ

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