
【曽我部キキョウ】今からでも遅くない、再び天才と呼ばれよう
十で神童 十五で才子
二十過ぎれば只の人。
実際に子供のころは、
神童だ、天才だともてはやされて
結局、普通の会社員をしている人も
多くいらっしゃると思います。
これは、その才能を
伸ばしきれなかった、
あるいは才能とは
別分野に興味があった、
ということかもしれません。
けれども、早期に才能が
開花する分野というものは
結構限られています。
芸術系でも音楽などは
英才教育を施せば
すぐにでもその能力が
発揮されるでしょう。
運動系もその傾向にあります。
一方で、さまざまな経験を経て
その後だからこそ開花する
才能もあるのです。
同じ芸術系でも
文学などは、子供のころから
素晴らしい小説を書く、
というのは困難でしょう。
また才能のあるなしにかかわらず
情熱があるか、ないかも
その人の将来を左右します。
たとえ音楽で
抜きんでた才能があっても
本人が絵を描きたいと思っていたら
音楽の才能を伸ばす努力はしません。
周りの期待通りに動く
いわゆる「いい子」ばかりでは
ありませんので。
そういった背景のもと、
大人になったら平凡な
サラリーマンになっていた、
などということになるのです。
早期に才能が
開花しやすい分野は
確かに存在します。
同時に、情熱をもっても
手遅れということもあります。
スポーツの分野では
よくあるでしょう。
年々身体能力は衰えますから。
とはいえ、です。
平凡な会社員諸君、
本当に自分を
平凡だと思っていますか?
たとえ今、特に取り柄のない
「ただの人」だと思っていても
本気で好きな何か、
情熱を向けられるものに出会えば
人生が変わるかもしれません。
それに平凡ではあっても
すべての人が個性豊かなのです。
自分にしかできない、
平凡ではない道は
もしかすると
平たんではないかもしれません。
でも後ろ向きに
「昔は私も…」なんて言ってないで
自分の情熱を再発見して
輝いてみてはいかがでしょうか。
そうすると、かつての神童は
違う分野で星になれます。
今のあなただからこそできる
何かを見つけてみませんか?