
【曽我部キキョウ】今も昔も。水晶のパワーに導かれる?
占い師のイメージの一つに
水晶玉をのぞき込んで、
何かを告げる、というのが
ありませんか?
最近の占い館でも、
水晶玉が活躍しているか
残念ながら知りませんが
大きな丸い水晶は
象徴ともいえる存在でした。
この水晶、実は太古の昔から
幅広く生活や祭祀の場で
活躍してきていたのです。
昨今では万能の
パワーストーンとして
お部屋に飾ったり
ブレスレットにする方も多いでしょう。
浄化作用が強いので
他の天然石を清めるために
使っている方も
いらっしゃるかもしれませんね。
日本では昔『水精』と呼んで、
精霊が宿る石とされていました。
日本書紀には、すでに
水晶占いと思われる
記述もあるそうです。
では世界の、他の地域で見ますと。
ケルトの司祭ドルイドは
水晶のボール、つまりは
水晶玉を使って
未来を予言したそうです。
その後、16世紀のヨーロッパでは
水晶占いが普及しています。
アメリカの先住民も、
水晶の力を信じていて、
予言に使っていたと
言われています。
水晶は万能な石でもあり、
他の石との相性も良く、
またその他の石のパワーを
より強くするのです。
現在では人工の水晶も
作られていますが
やはり天然と人工では
違っています。
例えば触感。
天然水晶の方が
硬くて冷たい感触です。
氷の上に乗せると
天然水晶は早く
その氷を溶かすというのも
見分け方の一つ。
水晶の産地は
世界各国にありますが
それぞれに特色があるのも
興味深い点です。
日本でも山梨県は
古くから水晶の採掘が盛んで
現在でも関連産業が行われています。
水晶をのぞき込んで、
未来が見えるかは
使う人の力量次第でしょう。
しかし、身近に水晶を置いて
眺めるだけでも
心落ち着くものが
あるかもしれませんね。