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【曽我部キキョウ】他人との距離感を測ってみる

自己肯定感を取り戻していくために、

まず脳の扱い方を変えていくことを

提案しました。

 

脳の初期設定と言ってよいでしょう。

 

しかし設定しただけで

自己肯定感が急にむくむくと

湧いてくるわけではありません。

 

そして人とは、社会的生物。

誰かとの関係の中で自分を

定義してしまいます。

 

だからこそ、人間関係の距離は、

自己肯定の栄養にも毒にもなるでしょう。

 

少し例を見ていきましょう。

 

まず近すぎる関係。

 

この関係は、一見すると理想的と思えますが

じつは危険な距離感なのです。

 

相手の機嫌が自分の価値になり、

相手の期待が守るべき義務へと変化してしまう。

 

「嫌われたくない」

「がっかりさせたくない」

この思考が増えたら、

距離は近すぎると思ってください。

 

遠すぎる関係も良いとは言えません。

 

誰とも深く関わらないことで、

心を守ることはできますが、何も育たないからです。

 

人は「自分はどう扱われていい存在か」を

他者とのやり取りで学んでいきます。

 

完全な孤立は、この判断が材料不足でできません。

 

では、健全な距離感とは?

例えば以下のようなことです。

 

相手の感情に責任を持たない。

自分の感情に説明義務を課さない。

意見が違っても、関係が壊れないと知っている。

 

要するに、境界線がある関係です。

 

人に好かれる努力をせず、

自分を雑に扱わない距離を、

静かに選んでいる人は、

自己肯定感を持っています。

 

この「自分を雑に扱わない」姿勢が大事です。

 

ここで重要なのは、

距離感は「主張」ではなく「選択」だということです。

大声で意思表示をする必要はありません。

 

例えば以下の行為。

無理な誘いには行かない。

疲れている自分を優先する。

違和感を覚える相手との接触頻度を下げる。

 

これらはすべて、
自分を丁寧に扱うという行動です。

 

このような行動を続けると、

脳は少しずつ学習します。

 

「私は、後回しにされる存在ではない」

「私は、無理をしなくても関係を失わない」

 

このように自覚していき、

さらに行動に結びつき、

相乗効果で確固たる自分ができていきます。

 

距離感を整えるとは、

人を遠ざけることではありません。

自分をすり減らす関係から、静かに手を離し

そして、安心して息ができる距離に

自分を置き直すことです。

 

その小さな選択の積み重ねが、

行動となり、習慣となり、

やがて揺らぎにくい自己肯定感を育てていきます。

 

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曽我部キキョウ

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