【曽我部キキョウ】吸血生物の吸血行動に関する一考察
夏の盛りには、さすがに暑すぎて
活動が抑えられていたらいのですが、
ここにきて、アレが活発に動き始めました。
夜中に暗い部屋の中で
細かい羽音を立てて耳元を飛ぶ。
蚊の登場です。
耳元の音もそうですし、
皮膚に止まった時の独特な感触、
そして刺された後のかゆみと、
憎たらしい存在です。
蚊の生態は、調べてみると
きっと面白いと思いますが
今は横に置いておきましょう。
それよりも、蚊が血を吸っていることに
よけいなムカつき、あるいは苛立ちを
覚える方もいるのではないでしょうか。
世の中には様々な吸血生物がいます。
日本で見られる代表的なものは
蚊のほかに、アブ、ブヨ(ブユとも)、
ヒル、マダニなどです。
都市部だと、蚊のほかはあまり見かけません。
しかし、山間部などでは
結構おなじみの生きものでもあります。
それぞれ、吸血行動には特徴があり、
一口に血液を栄養源にすると言っても
一緒にしていいのか悩むぐらいです。
蚊はご存じの方も多いですが
細い口器をプスッと刺して
少し血を吸うと去ります。
アブだと、皮膚を傷つけて
出てきた血をなめとります。
ただし、アブはそれなりに大きな虫なので
近付いてきたら分かるし
人間も逃げたり、追い払ったりします。
知らない間に刺される確率は低いでしょう。
ヒルになると、吸盤で皮膚に張り付き、
前吸盤の中にある3枚の鋭い歯で
皮膚を切り裂き、にじみ出た血を吸います。
マダニは口器を皮膚に固定してとりつき、
何日もかけて、満腹になるまで吸血し、
満足すると去っていきます。
満腹時には目に見えて大きくなりますが
吸血前はかなり小さな生き物なので
気付きにくいでしょう。
こうして並べてみると、
どれも厄介ではありますが
蚊の吸血は短時間です。
しかも下手をすると
叩き潰されることもあります。
潔く現れ、サッと吸って
パッと去る。
ある意味洗練された身のこなしです。
憎たらしい蚊ではありますが、
見ようによれば、
ずいぶんと紳士的、いえ淑女的な
存在なのです。
(吸血はメスだけですからね)
とはいえ、黙って血を吸われる必要もなく、
病原体の媒介の問題もありますから、
対策はしっかりするに越したことはありません。
選べる道を増やす、もう一つの見方を
★★★曽我部キキョウ★★★

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