【曽我部キキョウ】後悔が誇りに変わるとき
傷ついた心も、回復させられることを
前回知ることができました。
次はもう一歩踏み込んでみましょう。
あなたは自分がミスを犯したときや
期待通りの結果が残せなかったときに
後悔をするのではありませんか。
そして「自分が愚かだった」
「見る目がなかった」と
被告人であり、裁判官であり、
検察官でもあるかのように、
人格ごと自分を裁くことに。
実際には、もっと単純な話で
過去の自分が判断を誤ったのではなく、
当時の最善を尽くした結果です。
今とは違う過去の私が
情報不足の中で選んだことを
責め立てても仕方がないこと。
では後悔することが駄目かというと、
そうでもないことが分かっています。
人はうまくいった選択より
ボロボロになった選択から
価値観を獲得するからです。
つまり、恋愛で壊れた心は
「大切にされる」とはどういうことかを知ります。
仕事でつぶれた場合は
「限界や境界線の引き方」を学びます。
今のあなたの判断基準は、
後悔した選択によって作られていると言えます。
それはもう、失敗ではなく、素材です。
次の選択をつくるための材料となっている。
また、実際のところ後悔する人ほど誠実です。
後悔しないというのは、
無責任だからこそできること。
一方の後悔する人とは
真剣にそのことに取り組んでいた、
本気で人や未来を考えていた、
という証に他なりません。
人としてちゃんとしているから、
後悔する、とも言えます。
ではもう一つの要素、「誇り」とは何か。
誇りという言葉を、
勲章や武勇伝だと思っている人が
結構います。
間違いではないかもしれませんが、
自分を誇る、という意味では
少々ニュアンスが違ってくるでしょう。
壊れても、考え、立て直した経験。
この方が当てはまります。
事実から逃げなかった、向き合った
新しい学びを持ち帰った。
結果がどうであれ、
そこまで辿り着いた事実は消えません。
自分を誇るとは、この立て直し体験を
認めてあげることでもあります。
過去は変えられませんが
意味は何度でも更新できるのです。
あの選択があったから、今の判断がある。
痛みを知っているから、あなたは人を見抜ける。
遠回りをしたから、あなたは自分を裏切らない。
こうして、過去は「黒歴史」から
「土台」に変わっていきます。
あなたはもう、自分を否定して
打ちひしがれる存在ではありません。
次に問うべきは、
「どう生き直すか」ではありません。
「どんな選択を、自分の意志で重ねていくか」です。
※過去の記事はこちらからご覧ください。
※その他の記事はこちらでご覧いただけます。
~~~~~~~~~~
曽我部キキョウ
~~~~~~~~~~
ほしよみ堂大阪アメ村店
2025年12月の出演日
3日、5日、6日、13日、14日、19日、21日、22日、24日、25日、28日、31日
2026年1月の出演日
1日、2日、4日、7日、8日、10日、15日、16日、18日、19日、21日、23日、24日、28日、29日、31日
ご来店、ご予約、お待ちしております。
★タロットカードレッスン行っています★
詳細はほしよみ堂 大阪アメ村店までお問い合わせください。
電話番号 070-9316-0272

