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【曽我部キキョウ】感情を言語化するということ

心が壊れてしまうような、

自分を否定してしまう瞬間は

誰にでもあります。

 

そこからもう一度、

自分を認められるようになるか、

そのまま否定し続けるかで

未来は変わります。

 

まずは、自分が弱ったり、

心が壊れたと感じたりすることに対して

一つ誤解を解いておきましょう。

 

あまりに大きな怒りや悲しみ、

持て余す感情によって

あなたの心が壊れることはありません。

 

感情が正体不明のまま放置されること、

これがあなたの心をむしばむのです。

 

正体不明の感情は、

脳にとって「危険かもしれないもの」です。

だから脳は常に警戒し、

些細な刺激にも過剰反応するようになります。

 

逆に言えば、その曖昧模糊とした「何か」に

名前を付けてあげると

脳はそれを処理し始めるということ。

 

つまり、感情の言語化です。

 

これは心理学的にも、実感としても

確認されています。

言語化によって、「強度」が下がるのです。

 

例えば、プレゼン前に

よくわからない不安があったとしましょう。

この不安をそのままにしているよりも、

「失敗するのが怖い」から「不安」なのだと

言葉で説明します。

 

すると感情は「巨大な塊」から

「分解可能な要素」に変わって、

脳も「ではどうすればよいか」を処理しだすのです。

 

強い感情が悪いのではありません。

未分解の感情が厄介なだけです。

 

さて、自己肯定感を持ちたいと思っている、

けれど自己を否定してしまう人に足りないものは

この「言語化」するための語彙です。

 

だから、うまく説明できない自分を責める、

分かってもらえない前提で黙る、

という行為に陥りがち。

 

注意しておきたいのは、語彙とは道具であって、

才能ではありません。

感情の塊を処理する道具は、誰でも手に入れられます。

 

そしてこの言語化、誰かに語る必要はありません。

 

自分の頭の中で書き留めたり、

メモをしたりするだけで、

効果を発揮します。

 

モヤモヤした、正体不明の何かを抱えると

自分を認めてあげるための障害となりますが

言葉で整理すると、それはすんなりと

脳が処理をし始める。

 

ここまで読んで、
自分の中に「名前のついていない感情」が

いくつか思い当たったなら、

それだけで十分です。

 

自己肯定感を回復させるとは、

自分の感情を黙らせることではありません。

 

感情に言葉を与え、

理解できる存在として扱うこと。

その瞬間から、

心は少しずつ、回復を始めます。

 

そしてそれは、自分を肯定するための

第一歩となるのです。

 

※過去の記事はこちらから読めます。

※その他のシリーズはこちらから。

 

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曽我部キキョウ

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