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【曽我部キキョウ】手間暇かけて作られたものは、大切なのです

伝統的工芸品といえば
何を思い浮かべるでしょう。

 

織物、染物、漆器、陶磁器…。

 

長い歴史の中で、
全国各地で発展してきた、
高度な技術、技法により作られ、
今日まで使い続けられてきたものたち。

 

2024年(令和6年)10月17日現在、
経済産業大臣が指定する
伝統的工芸品は
全国で243品目です。

 

この伝統的工芸品が
存続の危機に陥っている、
有名なお話です。

 

何よりも職人の高齢化と後継者不足。

 

そして原材料の入手困難、
量産不可のための単価高、
買い手不足など
課題はさまざまあります。

 

原材料が入手困難だと
材料費が高騰、作られた工芸品の
価格もさらに跳ね上がります。

 

高いものを買う人が少なくなり
職人が得る収入が減り、
なり手が減ってしまい、
まさに負のスパイラルです。

伝統的工芸品なんて
なくてもいいのでは?という
乱暴な意見もあるかもしれません。

 

それでも伝統的工芸品を
後世に伝えていきたいという意見は多く、
最近の若い世代で、
興味を持つ割合が高まっているそうです。

 

個人的な意見としては
若い人たちの職業体験で
もっと伝統的工芸に、
触れる機会があってもいいかな、と。

 

今現在会社勤めをされている方々で、
じつは技術職や、工芸品の製作の方が
ご自身の性に合っているという人は
ごまんといるのです。

 

本当の適職に出会うためにも
伝統的工芸品の世界が
もっとオープンになって
容易に体験できたら。

 

現場で参加できない人が
伝統的工芸品を応援したいと思ったら
購入が一番の近道です。

 

職人の収入が増えると、
全然違ってきますから。

 

さまざまな問題を含む
伝統的工芸品。

 

個人的にはシャネルのバッグより
ずっと価値があると思っており、
存続してほしいものの一つです。

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