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【曽我部キキョウ】本当に無駄かどうかは、後になってわかる

人体には無駄と思われる
いくつかの器官があります。

 

例えば虫垂。
消化には関係がなく、
ときに炎症を起こすだけの
厄介なものと思いがちです。

 

あるいは除毛してしまう
いわゆる「ムダ毛」もそうですね。

 

果たして、本当に無意味な
器官なのでしょうか。

 

かつては痕跡器官と呼ばれていて、
進化の過程で
その役割を失ったと考えられていた
いくつかの器官。

 

実際には、完全に無意味なものは
ほぼ存在しないのです。

 

現代の生活様式では
確かに無駄に見えるものですが
近年、研究が進み、
いくつかの働きが
明らかになってきました。

 

前述の虫垂ですと、
腸内細菌の保存庫として、
免疫機能に関与していることが
分かっています。

 

いわゆる尾てい骨も
尻尾の名残と言われ、
不要扱いされていました。

 

しかし骨盤底筋の付着点として
とても重要なものです。

 

ではなぜ不要と言われたのか、
少し気になりませんか。

 

現代社会では、
その役割が目立たない、
あるいは個体差があって
なくても大きな支障が出ないことがある。

 

このような理由から
この器官は「無駄に」存在する、
などと言われたのですね。

 

現生人類、ホモ・サピエンスが
この世に登場してまだ40万年ほど。

 

まだまだ進化の過程とみると
確かに退化しきっていない、
けれども使わない器官は
ありそうです。

 

しかし、人生と同じで
無駄なもの、など
そうそうあるものではありません。

 

無駄に見えても、
何かしら、いつか役に立つ、
そういうものなのでしょうね。

 

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曽我部キキョウ

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ほしよみ堂大阪アメ村店

2025年7月の出演日

15日、17日、19日、24日、26日、28日、29日

ご来館・ご予約お待ちしております。

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