
【曽我部キキョウ】本心からのものならば、見返りはいらない
純粋な好意(あるいは厚意)
とは何でしょう。
人は多くの場合、
好意に対して
見返りを求めます。
理由を考察してみましょう。
まずは社会的生物としての
群れで生きる知恵。
契約社会で生きていくうえで
差し出してばかりでは
損をしますから
見返りを求めるのです。
あるいは承認欲求。
あなたのおかげで助かった、
などと言う言葉があると
自分の存在価値が認められた
という気がします。
これも、言葉の見返りで
承認してもらうことを
望むということです。
また愛情の取引化とでも
言えることがあります。
これだけ尽くしたのだから、
何かしらの返礼は
あって当然という
期待が見返りを求める心になるのです。
見返りを求めて
好意を与えることは、
もはや善意ではありません。
投資のようなものです。
本心から「与えたかった」のか。
それとも、何かが欲しいから
差し出したのか。
実際のところ、
好意に対する見返りがないことを
怒る人も一定数います。
この場合、その気持ちは
無償の優しさではなく、
喜ばれる自分を想定していたと
言わざるを得ないでしょう。
見返りというものを求めず
ただ優しくありたいのであれば
まずは自分自身の内側に
強さを持たなくてはなりません。
自分がしたいから好意を与える。
これをしっかりと認識することが
第一歩です。
見返りがあれば、
それはそれで嬉しいが
必要ではないと
思えることが重要でしょう。
この考えを持つことで、
見返りへの執着はなくなり、
心が自由になるはずです。
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曽我部キキョウ
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