
【曽我部キキョウ】白黒はっきりしないままで、お願いします。
「卵が先か、鶏が先か」
2つの関連した事柄の
どちらが先か分からない
という意味のことわざです。
記録が残っている範囲で
ローマ帝政末期の作家が
引用・紹介しているのが
最も古い例のようです。
古代ギリシャ人たちも
これについてはさまざま議論した様子。
慣用的表現としてはいざ知らず、
実際のところ、どちらだと思いますか?
気になりますよね。
科学者は気になると研究し、
一般人はネットなどで調べます。
ということで、ググってみました。
進化論で見てみましょう。
ニワトリの先祖は
東南アジアの森に生息していた
セキショクヤケイという鳥。
それを飼い慣らしたものが
ニワトリだと考えられています。
つまり、鶏が先?
ニワトリの卵巣に含まれるたんぱく質が
卵の殻の形成を促す
働きがあることがわかっています。
鶏が先にいて、卵を産まないと
殻がないことに?
ここまででみると、
どうやら鶏が先かと思いますね。
ところが。
鶏が別の鳥たちの雑種であった場合。
新種の発端は
互いに異なる種の遺伝子が
交配することによって
新種の遺伝子を生じるのです。
この場合、明らかに、
卵が鶏より先にあった
と言うことができます。
結論を言うと、卵と鶏の関係で、
どちらが先かは、まだ分かっていません。
気になる反面、
永久にミステリーのままであってほしい
そんな気もします。
化学的に証明されているから
このことわざは使えなくなったんだよ、
なんて、さみしいじゃないですか。