
【曽我部キキョウ】眠るときには明るく?それとも暗く?
睡眠時の明かり、
どうしていますか?
点灯したまま?
それとも真っ暗に消灯?
調査にもよりますが
真っ暗闇にして寝る人の率は
かつて半数以上でした。
真っ暗闇にすると、
メリットとデメリットがあります。
まずメリットは、
メラトニンの分泌が促進されて
より深い眠りを得られること。
一方のデメリットは
視覚が完全に遮断されることで
不安を感じ、熟睡できなくなること。
いくら安全な現代と言えども、
過去からの蓄積された記憶は
暗闇を恐ろしいものと
とらえるのでしょう。
逆に明かりを煌々とさせていると
もちろん、という感じですが
深い眠りは得られません。
光を浴びることで、
メラトニンの分泌が
抑制されてしまいます。
脳が日中と勘違いしてしまうのです。
そうなると質の良い睡眠がとれず、
日中に眠くなり、
さらに夜間に目がさえ、と
悪循環に陥りかねません。
ではどのぐらいの明るさがよいのか
というと、これはある研究結果によれば、
1~30ルクスとされています。
ちょうどホテルのフットライト程度の
ほのかな明るさだそうです。
結構暗いです。
きっと太古の森の暗さなのかな、
と想像力を豊かにしてしまいます。
ともあれ、眠る際には
直前にスマホを見たりして
光を浴びないこと、
早めに照明を落とすことが大事です。
間接照明や豆電球を利用すると
真っ暗や明るい状態より
断然よいでしょう。
眠りは生活の中で
非常に重要なパートです。
眠りのサイクルが狂ってしまうと
日中の仕事などにも
影響が出ますから。
上質な眠りを確保する方法は
光だけではありませんが、
まずはここから、とも言えます。
ぐっすり眠って、
気持ちよく目覚め、
朝の光を浴びると
一日がきっと爽快に過ごせますよ。