
【曽我部キキョウ】美しい輝きがあるものは、宝石だけじゃない
かつて、宝石として
「貴石」と「半貴石」を
分類していました。
希少性や硬度、透明度などで
区別がされていたのです。
貴石とされる4種類と言えば
ダイヤモンド、ルビー、
サファイア、エメラルドです。
一方の半貴石はたくさんあって
アメジストにトパーズ、
ガーネットにオパール、
あげだすときりがありません。
そもそもなにが違うのか、
貴石とはなにか、
といいますと。
希少価値が高い、
モース硬度が7以上で
傷つきにくい、
透明度が高い、などです。
ただし、その境目は曖昧であり、
その宝石自身の美しさを
評価しているとは限りません。
さて冒頭に戻ると、
「かつて」という言い方を
使いました通り、
近年ではこの分類はあまり行いません。
もっと石自体の質、産地や処理など
現実的かつ個性を尊重する
評価するようになってきました。
もちろん、宝石としての価値、
流通させるにあたっての基準は
定められています。
とはいえ、なのです。
最終的にはその宝石を
持つ人がその石の価値を
決めるといっても
過言ではありません。
個性を大事にしているとも言えます。
変な言い方ですが、
ジュエリー選びは、ある種
恋愛のようですね。
誰がどう思うか、
世間的な価値がどうか
そういうことではなく
自分の気に入ったものを手に入れる。
個性の時代ならではの
宝石の選び方でもありますね。
ところで、今も昔も変わらない
大事な基準が一つあります。
天然石であること。
人工で同じ成分の石が
作られるようになっても
天然のものにはかないません。
人もまた、自然に培われた
性格や輝きを大事にしなくては
いけないのでしょうね。
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曽我部キキョウ
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ほしよみ堂大阪アメ村店
2025年7月の出演日
15日、17日、19日、24日、26日、28日、29日
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