【曽我部キキョウ】過去の自分を見つめなおす意味
どうすれば自己肯定感を
高められるかということを、
少しずつ学んできました。
でも、傷ついた心はそう簡単に
癒せるものではありません。
自分を認めてあげる練習と共に
傷ついた自分に対する処方箋も
必要なはず。
ここでは、その深い傷を
どう扱えばいいかを見ていきます。
まず知っておいて欲しいことは
振り返るべきポイントは
「あの時の出来事」ではなく、
「その時の自分への評価」です。
あなたはこう思っているかもしれません。
「あの時、もっと強ければ」
「あんな選択をした自分が悪い」
「ちゃんとしていれば傷つかなかった」
ここがそもそも違っているのです。
弱かったから傷ついたのではありません。
そのときの自分が、
持てる材料で最善を尽くした結果です。
そのとき見えていなかった選択肢は、
「怠けていたから」ではなく、
心と状況がそれを見せなかっただけです。
過去の自分を否定し続けると
自分とは、信用できない存在だ、と
脳が認識することは、
すでにお伝えしました。
判断を誤ったとか、
自分を守れなかったとか、
我慢しすぎたとか。
こういう面を切り捨てると
今の自分の判断力や感情を
すべて疑うことになります。
つまり、過去の自分を責めても、
自分の足を引っ張り、殴り、蹴りつけているだけ。
それは反省ではなく、自分への暴力です。
これでは回復する力など湧きません。
けれども、いきなり
「自分を許しましょう」などと言われて、
許せるものではありません。
できるならすでに行っています。
では何をすればよいか。
否定することをやめて、
事情を理解することを提案します。
変な例えかもしれませんが、
自分を事情聴取するとよいのです。
あの時の恐れは何だったのか。
何を守ろうとしたのか。
他の選択肢は本当にあったのか。
責めることなく、淡々と
状況証拠を集めてみましょう。
そうすると、自然に自己評価が
中立を取り戻していきます。
癒しは努力して起こすものではありません。
正確な理解の副産物です。
深い傷を負っても、
また立ち上がれる人の共通点は
過去の自分を敵視しないこと。
過去の自分を敵にしない。
それは甘えではなく、回復の前提条件です。
自分が自分の敵である限り、
心は再生に入れません。
※前回までの記事はこちらでご覧いただけます。
※その他の記事については、こちらをご覧ください。
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曽我部キキョウ
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