
【水森】の怪談➀
こんにちは。ほしよみ堂大阪アメ村店の水森です。
今日はちょっとした私の不思議体験をお話したいと思います。
それは約4年程前の事。
私は離婚直後の生活を新たにスタートさせるため、娘と東京に引っ越しました。
ちょうど娘も大学を卒業し東京で仕事を始めることになっていたのです。
新しい生活を始めるため、家賃の安い物件を探しました。
引っ越し当日、アパートの前で見かけた一人の若い男性がいました。
赤いジャンパーに紺のズボンという作業服姿で、私たちをじっと睨んでいました。
その時は何か気になることがあるのかな、程度に思いましたが、まさかその後の騒動に繋がるとは思いもしませんでした。
引っ越ししたその日から、隣の部屋から騒音が続きました。毎晩、壁を叩く音や大きな声が響き、夜も満足に眠れない日々が続きました。
隣の人に苦情を伝えようとしても、いざドアベルを鳴らすと静かになり、姿を現すことはありませんでした。
手紙をポストに入れても反応はなく、結局その後1ヶ月騒音に耐えることに。
その間、家の中はやけに寒く、一年で一番寒い2月とはいえ壁には大量の結露が見られました。
引っ越して2日目の夜、娘と私は耐えきれずに負けるものかと壁を叩き返しました。
そんな中、隣人騒動とは関係なく私は日課として毎晩般若心経を唱えていました。
唱え続けること、隣人と戦い続けること約1ヶ月‼️
とうとう隣人の嫌がらせがピタリと収まりました。
「勝った!」と娘と一緒に喜びました。
実は私たちの親子の家系は代々お寺にゆかりが深く、母も私も娘も俗に言う「視える」家系です。
そんなある日、隣の隣に引っ越してきた女性が私たちの部屋を訪れ、「静かにしてください!毎日壁を叩くのをやめてください!」と怒鳴りました。
私たちは、取り敢えず話声がうるさかったのかと謝りましたが、彼女の言葉に違和感を覚えました。
さらに1週間後、再度隣の隣の女性が訪れ、「もう我慢できない!本当に毎日夜中に何をしているんですか?」と私達に訴えました。
娘が「1軒離れているのに、どうやって私たちが壁を叩けるのですか?」と問いかけると、隣の女性はハッとしました。
そして
「じゃあ、壁を叩いているのは誰?」とつぶやきます。
その3日後、その女性は「怖すぎて住めない」と私達に言い残して引っ越していきました。
それから暫くして、私は大阪一人残しているにいる年老いた父が気になり娘を一人残して大阪に戻ることにし、同時に娘も広い部屋へ引っ越しました。
引っ越し当日、あの赤いジャンパーの男性に再び遭遇しました。
引っ越して来たときとは違い彼は晴れやかな笑顔で私達に会釈をしてきました。
後日談
不動産屋に確認したところ、私たちが住んでいた隣の部屋はずーっと空き部屋で誰も住んでいないという事。
そして以前にそこで若者が首吊り自殺したという話が明らかになりました。
もしかしたら、その幽霊は私が毎日般若心経を唱えたことに感謝したのかもしれません。