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【水森】ウェイト版タロットカード《ⅩⅪ 世界》の象徴解釈について。

こんにちは

ほしよみ堂大阪アメ村店の水森です。


 

 


今日は、大アルカナ ラスト1枚、

〈世界〉のカードです☺

 

 


この第21のカードの四隅には、

右下に獅子、

左下に牡牛、

右上に鷲、

左上に人の顔、

全て頭部のみが描かれています。

 

 

 

西洋占星術における、

火水風地、

4大の力を象徴する

生き物たちです。

 

 

 

第10のアルカナ

〈運命の輪〉にも

四隅に同様のものが

全身姿で描かれていました。

 

 

 

キリスト教絵画では

神格化された生き物は

雲に乗って登場しています。

 

 

 

また、位の高い天使は

頭部のみで描かれるという

誇張表現がよく使われます。

 

 

 

古代人にとって

鷲は空を制する生き物です。

 



獅子は現代でも

百獣の王と言われており

その強さは恐るべきものです。

 

 

牛は古来より農耕を助け、

その乳、肉も余すところなく

人間の生活になくてはない

生き物です。

 

 

 

いずれも古代より

神聖視されてきた生き物です。

 

そして高みに到達した人間。

 

 

 

 

カードの中央には

二本のワンドを手に持ち

踊る人物がいます。

 

 

豊かな胸が見えますが

この人物は両性具有だと

言われています。

 

 

以後総称は彼女でまいります。

 

 

 

彼女を大きく取り囲む様に

切れ目のない輪が描かれています。

 

 

この輪は、

ここから宇宙が始まった

と言われている宇宙卵を

モチーフとしていると

言われています。

 

 

 

〈卵〉は

生命、再生、復活、

潜在能力の象徴として、

さまざまな文化や宗教で

用いられています。

 

 

 

ここから新しい可能性や世界が

始まろうとしているのです。

 

 

 

輪の上下、中央2ヶ所には

赤いリボンで輪を

左右を分けるように

巻きつけられています。

 

 

それぞれの半円は

右と左、白と黒、光と影、

男性と女性、などの二元論、

対立原理が描かれています。

 

 

その中央に佇む彼女が

女であり男であるというのは

なるほどと言うところでしょう。

 

 

 

 

第1のアルカナ〈魔術師〉。

このカードの若者は、

〈1本のワンド〉を

器用に扱っていました。

 

 

けれど、この第21のアルカナでは

新たなる〈世界〉を創造しようと

しています。

 

 

 

その大いなる創造のためには

ワンドは1本では無く、

2本必要なのです。

 

 

2は、対局するものの

バランス、調和、二元性

の象徴です。

 

 

 

ウエイト博士はこの札を

「宇宙の神秘の完全性について

 理解を得たときの、

 小躍りしたくなるような

 喜びを象徴したものである」

と言っています。

 


小躍りしたくなるような

喜びの時が訪れようとしています。


 


すべてが調和する時。

いったい何が完成するのでしょうか。

 

 

楽しみですね。

 

 

 

早くそうなるために

私達一人一人が

最善を尽くしたいものです。

 

 

 

決して

未完成で終わらないように。



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