
【水森】ウェイト版タロットカード《XIII 死神》の象徴解釈について。
こんにちは
ほしよみ堂大阪アメ村店の水森です。
甲冑を着て馬に乗ったの死神。
〈ガイコツ〉
恐ろしい絵柄のカードですね。
ガイコツは死の象徴。
4人の人間も描かれています。
死を覚悟した表情の僧侶
首を差し出す覚悟をしたかのような女性
驚きで身動き出来ない子供
そして死人。
老若男女や貧富の差など関係なしに
「死」は誰にでも平等にやってくる
と言っているのでしょう。
死神は左手に、
黒字に白の〈五弁花〉
薔薇の文様の旗を持っています。
古い西洋哲学では、
5枚の花びらの薔薇は
完成した人間の象徴です。
4本足の動物に頭部を付けて、
知性ある人間が完成します。
また蕾の状態から、
段々と花開いてゆく姿は
〈拡大と発展〉という言葉に
結び付けて考えられました。
5点をつなぐと、五角形、五芒星
としても表されます。
ウエイト版タロットでは
〈逆五芒星〉の形で表されており、
逆五芒星は
未完成の人間の象徴です。
ウエイト博士はこのバラの事を
「ミスティックローズ」、
人生そのものを表していると語っています。
遠景には〈二つの塔〉
二本の柱にも見えますね。
その間には〈太陽〉が輝いています。
女教皇のカードで紹介しましたが、
二本の柱は、
聖なる領域への入り口であり
二元論の象徴です。
太陽は、生命力や希望の象徴。
この13のアルカナは
とかく〈死〉という象徴のせいで
縁起が悪い感じがしますが、
〈希望〉のカードでもあるのです。
死神は〈白馬〉に乗っています。
馬は、
生きる本能や生命力の象徴です。
このカードが出たのなら
状況は苦しいかもしれませんが
貴方の中には
生命力が眠っている筈。
第13のアルカナ
〈死〉のカードでもある死神。
人の生死に関わる出来事や、
健康面の変化等を
現す事もある1枚ではありますが、
〈死と再生〉のカードでもあります。
大アルカナは22枚
1/22の確率で出るこのカードを
人の生き死に以外も
しっかり解釈していきたいものです。
何が終了し、そして
何が新しく始まるのか。
もしくは、
今までの一連の事柄が
終わることなく形を変えて
新しく始まる事も。
前後のカードをよく見て
しっかり解釈していきたいところですね。