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【水森】ウェイト版タロットカードの象徴解釈について。《禺者》

こんにちは。ほしよみ堂大阪アメ村店の水森です。

 


私が子供の頃から慣れ親しんだウエイト版タロットカード。
鑑定でもよく使用するこのカードの

《象徴解釈》について毎日1枚ずつお話して行こうと思います。

 

 


先ずは大アルカナ22枚
今日は 0(ゼロ)番
【禺者】



まだ何も始まっていない。
ここから何かが始まるだろうという『混沌』とした状態が象徴されています。


人間の成長で言うなら生まれたての赤ちゃん。
彼の身に付ける服には緑の葉の紋様があり芽吹いた新しい生命を象徴しています。

 


天に輝く太陽は黄色では無く『白』。
これは【生命の樹】におけるケテルの光を象徴しています。

 


ここから何かが始まる。

 



また崖に佇む彼の足元には『白い犬』が付き添っており、犬は彼の穢のない純粋さや、まだ何者にも染まっていない無垢な魂を表しています。



そして彼はこれから、
何者にでもなり得る可能性を秘めているのです。

 



人間は理性ある生き物ですが犬は獣です。
獣は自分のやりたいように、本能の赴くままに行動します。
この『白い犬』は

禺者のあふれる好奇心を象徴しているとも言えます。



そして犬は彼の足元で、
彼に何かを告げようとしているようにも見えます。

 

これから彼は何かしらの気付きを得る必要があり、今現在の彼の未熟さや軽はずみさも象徴されているのです。

 

 


左手には『白いバラ』。
花は人間の内的感情を象徴するもの。
そして禺者が持つ白いバラは
これから高みを目指す禺者の精神性の象徴とも言えます。


彼の心はいまだ清らかで汚れがないのです。



けれどいまだ真っ白で、目的も方向も定まってはいません。

 

 



右肩には木で出来た棒に荷物を引っ掛けています。

 


木の棒は、人間の活力や生命力の象徴です。

 


その先に引っ掛けた袋は彼のこれからの可能性の象徴。
中には何が可能性として入っているのか楽しみなところです。

 

 


カードのタイトル【禺者】
愚かな人間とは→まだ何も知識を持ち合わせていないまっさらな子供と言えます。

 


私達大人は、
そのまっさらな子供から、
時に「はっと」した気付きや教えを与えられる瞬間があるものです。

 

 


【禺者】はこれから何者にも変わり得る可能性の象徴なのです。

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