【水森】ライダー版タロットの魅力を深掘りしよう‼️象徴を読み解く楽しさ
こんにちは、
ほしよみ堂大阪アメ村店の水森です。
タロットカード
「ライダー・ウェイト・スミス版
(通称:ライダー版)」は、
世界で最も広く使われ、
愛されているデッキです。
その絵柄の神秘的な美しささることながら、
西洋の神秘主義、占星術、カバラ、錬金術
といった奥深い知識体系が凝縮された、
まさに〈象徴〉の宝箱です。
このライダー版の絵柄が持つ〈象徴〉を
一つ一つ、
または複合的に読み解く作業こそが、
タロットの世界観を広げ、
デッキを展開する楽しさの1つであります。
15世紀頃の初期のタロット
(マルセイユ版など)では、
小アルカナは単に数札として
描かれていました。
そして、
20世紀初頭にアーサー・E・ウェイトと
パメラ・コールマン・スミスによって
制作されたライダー版では、
小アルカナを含む全てのカードに
美しい絵柄が加えられたのです。
例えば、
小アルカナの「ソードの3」を例にとりますと。
〈マルセイユ版〉では単に
3本の剣が交差しているだけですが。


〈ライダー版〉では、
3本の剣がハートを突き刺し、
背景には雨が降るという、
見るからに痛々しいメッセージを
感じ取れる絵札となっています。
この視覚的な工夫がされた事で、
ライダー版タロットカードは
専門的な知識がなくても、直感的に
意味を捉えやすいものへと進化しました。
色とモチーフ
「太陽」のカードに描かれた
〈子供〉は、無邪気さを
〈白い馬〉はその子供の純粋さを、
象徴しています。

あるいは、
「運命の輪」のカードでは、
輪の周りに描かれた
〈スフィンクス〉や〈獣たち〉は、生と死、
再生と破壊といった普遍的なサイクルを
表現しています。

数字の持つ意味
「2」は対立と均衡、
「4」は安定と基盤、
「10」は完成と終結、そして
新たな始まりへとつながります。
人物のポーズと視線
「魔術師」の上向きと下向きの指は、
「上にあるものは下にあるものに似ている」
いうヘルメス思想を表現し、天と地をつなぐ能
力を表現しています。

絵柄の一つ一つに
質問を投げかけるように向き合えば、
カードはより深いメッセージを
私たちに伝えてくれるのです。
タロットカードで占う。
ご興味のある方は、
ほしよみ堂大阪アメ村店へ
是非一度お越しくださいませ。
水森

