
【龍空】「古風」とは?今の時代にどう伝える?
先日、10代の人と話をしていて
「この言葉、ちょっと古風だよね」
と言ったところ
「古風ってなに?」と聞かれ
うまく説明できませんでした。
なんとなく使っている言葉でも
改めて意味を問われると
言葉に詰まるものですね。
「古風」とは
昔ながらの様子や考え方
習慣などを保っていることを意味します。
「古き良き時代を感じさせるもの」
と言い換えると
少しイメージしやすくなるかもしれません。
例えば
和服を来ている人や
手紙を書くことを好む人
丁寧な言葉づかいをする人に対して
「古風な人だな」
と感じることがあります。
ただし
「古い」と「古風」
は少し違います。
「古い」は単に
時代遅れを意味することもありますが
「古風」にはどこか品があったり
落ち着きがあったりと
肯定的なニュアンスが
含まれているのが特徴です。
レトロやクラシックという
言葉に近い部分もありますが
それよりも
「精神的な価値観」や
「生き方」に
結びつくことが多いように感じます。
最近では
SNSやデジタル社会に
慣れた若い世代の中にも
古風な価値観やスタイルに
惹かれる人が増えてきています。
昭和レトロの喫茶店や
手帳に予定を書き込む生活など
「アナログだけど心地いい」
と感じるのが見直されているのも
古風な魅力が
再評価されている証かもしれません。
時代は変わっても
古風なものにはどこか
普遍的な美しさがあります。
そんな良さを
次の世代にもさりげなく
伝えていけたらいいですね。