
【龍空】「長いものには巻かれろ」を味方につける生き方
「長いものには巻かれろ」ということわざは
権力や大きな流れに逆らわず従うほうが無難である
という意味を持ちます。
聞くと少し消極的に思えるかもしれません。
まるで自分を押し殺して
ただ周囲に流されるだけのような
響きがあるからです。
しかし
時代をしなやかに生き抜く知恵として捉えると
この言葉は大きな味方になります。
社会の中では
自分の一人の力で抗えない
出来事がたくさんあります。
職場の方針や時代の変化
世の中のルールや価値観…。
もちろん「自分の意見を貫く」ことも大切ですが
いつでも戦っていては心が疲れてしまいます。
ときに大きな流れに身をゆだねることが
むしろ次のチャンスを
つかむ柔軟さにつながるのです。
四柱推命の視点から
四柱推命では
人は「五行(木・火・土・金・水)」
のエネルギーを持ち
そのバランスによって
生き方のクセや強みが現れます。
ここでは五行別に
「巻かれ方のコツ」を見ていきましょう。
木タイプ
まっすぐに伸びたい
理想に向かって進みたい木の人は
ときに周囲と衝突しやすい傾向にあります。
巻かれるときは
「自分の理想を曲げる」のではなく
「枝葉をしならせて風をやりすごす」
感覚を持つと◎。
本質を守りながらも柔軟でいることで
次に伸びる力を蓄えられます。
火タイプ
情熱的で自分のエネルギーを広げたい火の人は
強く主張して摩擦を起こしがち。
巻かれるときは
「一度相手の明かりを認める」
ことが鍵です。
他者の炎に共鳴することで
自分の火がより大きく燃え広がります。
土タイプ
安定と安心を重んじる土の人は
変化に対して保守的になりやすい面があります。
巻かれるときは
「大きな土台に寄り添う」
意識を持ちましょう。
強固な基盤に身を寄せることで
自分の安心感がさらに増し
新たな挑戦に踏み出せます。
金タイプ
正義感が強く
筋を通したい金の人は時に妥協が苦手。
巻かれるときは
「戦う場所を選ぶ」ことが大切です。
全部反発するのではなく
今はあえて従うことで
エネルギーを温存し
本当に大切な場面で力を発揮できます。
水タイプ
柔軟で順応力が高い水の人は
流れに乗るのが得意。
ただし流されすぎると
自分を見失いがちです。
巻かれるときは
「自分の源泉を忘れない」
ことがポイントです。
流れに乗りつつ
自分の夢や目的地を見据えておくことで
運を味方にできます。
「長いものには巻かれろ」は
ただ受け身で従うのではなく
自分の特性を活かしながら
流れを利用する知恵。
四柱推命の五行をヒントにすれば
より自分らしい巻かれ方を
身につけられるでしょう。