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【龍空】ことわざ(食べ物・1)

こんにちは。
ほしよみ堂大阪アメ村店の龍空です。

普段ことわざって使っていますか。
改めて読んでみると、
先人たちの積み重ねてきた経験や知恵が詰め込まれている短い言葉だと改めて思いました。
先人たちが後世に言い伝えたかった生きるための知恵や忠告、世の中の心理、皮肉など日々の生活のなかでのヒントが織り交ざっています。

 

今回は、食べ物です。

 

大根食ったら菜っぱ干せ
大根の葉のようにいつもは捨ててしまうようなものでも、まさかの時に役に立つという意味です。
大根の葉にはビタミン類やカルシュウムなど栄養が豊富にあります。

大根役者
大根は消化がよいので、お腹の調子が悪くなるとか、あたることはめったにないことから
平凡で、あたらない(ウケない)役者をこういうように言いました。

大根どきの医者いらず
大根の収穫どきにはみんな健康になり、医者がいらなくなるという意味です。
大根はお腹の調子を整え、消化を良くする働きがあり、昔から体によいものとされてきました。

大根を正宗で切る
名刀で知られる正宗で大根を切る、つまり必要以上に大げさな行動をすること。
あるいは道具や才能の使い方が適していないこと。

大根頭にごぼう尻
大根は頭の方がおいしく、ごぼうはお尻の方がおいしいという意味。

秋なすは嫁に食わすな
ナスは秋に取れるのが一番おいしいので、姑が嫁をにくんで食べさせないという説。
ナスは体を冷やすので嫁の体を気づかっているという説。

師走筍寒茄子
望んでも叶わないことを意味しています。
筍の旬は春、ナスの旬は夏から秋です。
どちらも旬でない冬に手に入れることは、昔はむずかしいことからこのようにいいます。

なすの花と親の意見は千に一つも仇がない
親の言うことは子供にとってすべて無駄がないという意味。

冬至にかぼちゃを食べるとかぜをひかない
かぼちゃの栄養価が高く、寒い冬を耐えるための先人たちの知恵。
冬至に「ん」がつくものを食べると運気が上がるという縁起担ぎも由来している。
今は冷蔵庫で野菜の保存ができるが昔は野菜の保存が難し時代にかぼちゃは長期保存ができる貴重な保存食でした。

梅はその日の難のがれ
朝、梅干しを食べるとその日の災難から逃れることができるという意味。
昔、旅人は熱病や風土病にかからないように梅干しを利用していました。

梅干しは三毒を消す
梅干しには、食べ物の毒(食毒)、水の毒(水毒)、血の毒(血毒)の「三毒」を消す作用があると言われています。

柿が赤くなると医者が青くなる
柿が実る秋に病気が減って医者が暇になるという意味。

桃栗三年柿八年
どんなことも成し遂げるまでにはそれなりに時間がかかるという意味。

 

 

いかがだったでしょうか。
身近な食べ物を用いて面白おかしく、そしてわかりやすくつたえています。
気が利いているわけでもないが、
じわじわと心にしみてきますね。

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