【龍空】人の言葉に傷つくあなたへ～受け止めすぎてしまう心のしくみ～第５回
第5回｜それでも傷ついた日に、自分を回復させる方法
どれだけ気をつけていても、
どれだけ心の仕組みを理解していても。
人の言葉に、
ふいに深く傷ついてしまう日があります。
「もう大丈夫だと思っていたのに」
「前より成長したはずなのに」
そんなふうに感じて、
落ち込んでしまうこともあるでしょう。
でも、
ここで覚えていてほしいことがあります。
傷つくことと、
回復できないことは別です。
■ 傷ついた自分を責めない
まず一番大切なのは、
傷ついた自分を責めないこと。
「また気にしてしまった」
「こんなことで落ち込むなんて」
そうやって二重に自分を責めると、
心の回復は遅れてしまいます。
傷ついたという事実は、
あなたが感じる力を持っている証。
それ以上でも、
それ以下でもありません。
■ すぐに立ち直ろうとしなくていい
回復には、
それぞれのペースがあります。
無理に前向きになろうとしたり、
早く切り替えようとする必要はありません。
今日は元気が出なくてもいい。
何もできなくてもいい。
「回復中なんだ」
と 自分に許可を出してあげてください。
■ 感情は、感じ切ると静かになる
悲しさ
悔しさ
寂しさ
押し込められた感情は、
形を変えて残り続けます。
安全な場所で、
少しずつ感じてあげると、
感情は自然と落ち着いていきます。
泣いてもいい。
言葉にしてもいい。
それは弱さではなく、
回復のプロセスです。
■ 自分を戻すための小さな行動
心が傷ついた日は、
大きな答えを出そうとしなくていい。
・温かい飲み物を飲む
・深く息を吐く
・安心できる音楽を聴く
・早めに眠る
そんな小さな行動が、
心を“日常”に戻してくれます。
■ あなたは、何度でも整い直せる
人は、
一度整ったら終わりではありません。
揺れて
傷ついて
また整えて
その繰り返しです。
それでも、
少しずつ回復が早くなり、
自分を責める時間は短くなっていきます。
■ 受け止めすぎてしまうあなたへ
このシリーズを通して、
お伝えしたかったことがあります。
受け止めすぎてしまうあなたは、
決して弱い人ではない。
人の痛みを感じ取れる 優しさと
感受性を 持っている人です。
どうかこれからは、
その力を 自分を守るためにも 使ってあげてください。
あなたは、 何度でも回復していい。
※シリーズ完結
ここまでご一読ありがとうございます。
次回は、
シリーズ(総集編)
をお届けします。
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