
【龍空】傍若無人な人にどう接するべきか?
「傍若無人」という言葉をご存じでしょうか?
「傍(かたわ)らに人無きがごとし」
つまり
周囲の人をまるで存在しないかのように振る舞う
非常に自己中心的な態度を意味します。
職場、学校、近所
どこにでも一人はいるものです。
自分の都合ばかり押し通し
他人の気持ちには無頓着。
そういう人に出会うと
怒りよりも呆れてしまうことさえあります。
では
そんな傍若無人な人と
関わらなければならないとき
どうすればよいのでしょうか?
まず大切なのは
こちらまで感情的にならないこと。
相手は自分中心の世界で生きています。
注意しても逆ギレされたり
こちらが悪者にされることもあるため
正面からぶつかるのは得策とは言えません。
相手の態度に振り回されず
「自分は自分」と
心の距離を取ることが大切です。
また
必要以上に近づかない
深入りしないというのも
一つの対処法です。
無理に関係を改善しようとするよりも
「これ以上は関わらない」
という線引きをする方が
長い目で見て
自分を守ることにつながります。
それでも仕事や家庭など
関係を断ち切れない場合もあるでしょう。
そういうときは
事実だけを淡々と伝える
感情を交えずに対応する
記録を残すなど
冷静な姿勢を意識することが
効果的です。
私たちは
すべての人と気持ちよく
関われるわけではありません。
世の中にはさまざまな人がいます。
だからこそ
自分の心を守る術を
知っておくことはとても大事です。
「傍若無人」な相手に
自分まで巻き込まれないように――。
心のバリアを張りつつ
必要な距離感で付き合う。
それが現代社会での
賢い処世術なのかもしれません。