【龍空】心が歌い出す瞬間――突然のメロディが教えてくれる5つの理由(連載①)
人はなぜ、
突然歌いたくなるのでしょうか。
道を歩いているとき、
家事をしているとき、
ふとした瞬間に口をついて出るメロディ。
そこには、
私たちの心と
脳の働きが
密接に関わっています。
今回は連載で、
歌いたくなる心理を
5つの側面 からひも解いていきます。
①気分が高揚しているとき
②ストレス解消
③感情の発散・自己表現
④集中力を高めるため
⑤イヤーワーム現象
ひとつひとつの
理由は異なりますが、
どれも
“心があなたに送っているサイン”です。
まずは①の
「気分が高揚しているとき」。
なぜ心が軽くなると、
自然と歌いたくなるのでしょうか。
その不思議な仕組みを、
今日は紐解いていきましょう。
【① 気分が高揚しているとき、なぜ人は突然歌いたくなるのか】
人は気分が明るくなると、
脳の中で
アドレナリンや
ドーパミンといった
“やる気”や
“幸福感”に
関わるホルモンが
活発に分泌されます。
まるで心の中に
ポッと灯りがともるように、
世界が少しだけ軽く、
明るく見え始める瞬間です。
このとき、
私たちの身体は自然と
「表現したい」
という衝動を生み出します。
歌いたくなるのは、
そのもっとも素直で本能的なかたち。
小さな幸せを感じたとき、
心がふっと緩む瞬間はありませんか?
たとえば、
朝の空気が気持ちよかったとか、
好きな人からメッセージが届いたとか、
仕事が思いのほかうまくいったとか。
理由は本当に些細なものでよいのです。
そんな小さな
“いいこと”が
起きたとき、
脳は
「今は安全」
「今は心地よい」
と判断し、
抑えていた
感情のバリアが少し下がります。
すると、
子どもの頃のような
無邪気な感性が顔を出し、
自然と鼻歌になってあふれ出してくるのです。
歌うという行為は、
言葉以上に感情をダイレクトに外へ放つもの。
気分が高揚したときに
歌いたくなるのは、
理性よりも先に
“喜び”が
声という形で
表に出ようとしている証です。
むしろ、
その衝動が出てこないときは、
心が疲れすぎている
サインであることもあります。
そして、
歌声には自分自身の
波動を整える不思議な力があります。
明るい気持ちで歌うと、
その波動が自分の内側に響き、
さらに前向きな気分が強まり、
運気の流れさえも
良い方向へ引き寄せると言われています。
あなたがふと
口ずさんだその一曲は、
実は
“今のあなたの波動の質”
そのものなのです。
だからこそ、
もし最近
「なんだか歌いたい気分になる」
ことが増えているなら、
それはとても良い兆し。
あなたの心の中で、
ポジティブなエネルギーが育ち始め、
日常の流れも
上向きになりつつある証と言えます。
無理に抑え込まず、
その気分の高まりを
許してあげてください。
そしてその歌声に、
あなたの今日の喜びや
明るさを乗せて
届けてあげてください。
それは
自分自身へのエールであり、
心があなたに出している
“幸せのサイン”
なのです。
――連載②では、
「ストレス解消としての歌いたい衝動」を
お届けします。
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ほしよみ堂大阪アメ村店
龍空(りゅうあ)
2025年12月出演日
6日(土)、7日(日)、13日(土)、20日(土)、27日(土)、30日(火)
ご来館お待ちしております。

