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【龍空】心が歌い出す瞬間――突然のメロディが教えてくれる5つの理由(連載③)

【③ 感情の発散・自己表現として歌いたくなる理由】

 

連載の第2回では、

ストレスを解放するために

歌いたくなる心の仕組みを

お伝えしました。

 

今回は

その延長線上にある、

 

「感情の発散」と

 

「自己表現」

 

というテーマ。

 

これは歌の持つ、

もっとも本質的な力と言っても良いかもしれません。

 

 

私たちは、

日々さまざまな感情の波の中で生きています。

 

 

嬉しさ、

 

寂しさ、

 

悔しさ、

 

焦り、

 

愛しさ、

 

不安…。

 

 

けれど大人になるほど、

その気持ちを

そのまま口に出せない場面が増えていきます。

 

 

社会の役割、

 

周囲の目、

 

空気を読む習慣。

 

 

そうしたものが積み重なって、

本音は心の奥に閉じ込められがちです。

 

 

その

 

“閉じ込められた感情”

 

がいっぱいになると、

心は別の出口を探します。

 

 

その一つが です。

 

 

歌は言葉より自由で、

 

泣くより軽やかで、

 

独り言より力強い。

 

 

そして、

 

 

自分の本音を誰にも攻撃されずに、

安全に外へ吐き出せる手段でもあります。

 

 

 

たとえば、

 

嬉しいときに

思わず明るい歌を

口ずさんでしまうのは、

 

喜びがあふれて収まり切らないから。

 

 

逆に

 

切ない歌を

歌いたくなるときは、

 

自分の中の寂しさや

不安に共鳴する声の波が、

心の奥をほどいてくれているからです。

 

 

歌うとき、

私たちは普段隠している感情を

「声」

という形にして外に出します。

 

それは小さな爆発のようなもの。

 

 

ため込みすぎた感情を、

やさしく外へ逃がすための安全弁です。

 

 

特に、

 

言葉では説明できない

 

気持ちがあるときほど、

 

歌は強い力を発揮します。

 

 

“どうしたらいいかわからない”

 

 

“誰にも話せない”

 

 

“自分でも感情の正体がつかめない”

 

 

 

そんな時期に、

 

ふいに

 

歌いたい衝動が生まれるのは、

 

心が

 

「発散したい」

 

とあなたにサインを送っている証拠。

 

 

 

そして歌うことは、

同時に 自己表現 でもあります。

 

 

その瞬間、

 

あなたは

 

 

“ありのままの自分”

 

 

を声にしている。

 

 

うまく歌おうとしなくていい、

音が外れてもかまわない。

 

 

その歌声には、

今日のあなたの気持ちが

まるごと乗っています。

 

 

もし最近、

 

特定の歌ばかり口ずさんでしまうなら、

 

その歌詞やメロディは

 

あなたの心の状態を

映し出す鏡のようなもの。

 

 

 

「自分は今こんな気持ちなんだ」

 

 

 

と気づくヒントになります。

 

 

歌うことは、

 

自分の心の中に風を通すこと。

 

感情の流れを滞らせず、

循環させるための自然な働きです。

 

無意識に歌いたくなるときこそ、

心があなたらしさを

 

取り戻そうとしている

瞬間なのかもしれません。

 

 

 

――次回④では、

「集中力を高めるために歌いたくなる理由」

をお届けします。

 

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ほしよみ堂大阪アメ村店

龍空(りゅうあ)

 

2025年12月の出演日

6日(土)、7日(日)、13日(土)、20日(土)、27日(土)、30日(火)

 

2026年1月出演日

3日(土)、4日(日)、10日(土)、12日(月・祝)、17日(土)、18日(日)、24日(土)、31日(土)

 

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