【龍空】心が疲れたときほどスマホに手が伸びる理由
スマホとうまくつきあうために
寝る前についSNSを開いてしまう。気づけば、何十分もスクロールしていた。大した用もないのに、手が勝手にスマホを探してしまう……。
そんな自分を「だらしない」「またやってしまった」と責めていませんか。
でも、あなたが悪いわけではありません。スマホというツールは、私たちの心の隙間に入り込みやすく、離れにくいように設計されています。そこには、スマホが満たしてくれている“何か”があるのです。
たとえば、
ひとりでいると不安で、誰かとつながっていたい思い。
何もしていないと焦ってしまい、なにかを見ていたくなる気持ち。
忙しすぎて疲れていて、ただぼーっとしていたい願い。
どれも、とても自然で、人として当たり前の欲求です。
まずは“やめる”のではなく、スマホ時間の見える化から始めてみませんか。アプリの使用時間を眺めるだけでも「自分はどんな気持ちで触っていたのか」が少しずつわかるようになります。すぐに減らさなくて大丈夫。ただ「今は本当に必要かな？」と選ぶ意識を持つだけで、心の感覚が変わっていきます。
心が疲れているときほど、スマホに逃げ込みたくなるものです。そんなときこそ、自分の時間をそっと取り戻す小さな行動を試してみてください。
好きな音楽を聴く。
ノートに思ったことを書き出す。
静かに目を閉じて、深呼吸をする。
外の空気を感じながら、ゆっくり歩く。
どれも短い時間でできる、心の温度を整える習慣です。
大切なのは「使わないこと」ではなく、「使いすぎない工夫」。
スマホを手放せないあなたは決して弱いわけでも、だらしないわけでもありません。
むしろ、心が少し疲れていたり、つながりを求めていたり、頭を休めたかったり……そんな素直な気持ちがあるだけなのです。
自分を大切にしたいという思いと、やさしい選択の積み重ねが、スマホとの距離を上手につくってくれます。
今日のあなたを少しだけ労わりながら、画面から顔を上げてみてください。その小さな一歩が、きっとあなたの暮らしを穏やかに変えていきます。
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ほしよみ堂大阪アメ村店
龍空
