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【龍空】心と体をそっと温める、葛湯のある暮らし

寒さが深まる季節になると、気温差の影響でどうしても体調を崩しやすくなります。朝晩の冷え込みが強くなると、体がこわばり、免疫力も下がり気味になります。そんなとき、私がよく取り入れているのが「葛湯(くずゆ)」です。子どもの頃から親しんできたこの飲み物は、かぜのひきはじめや食欲が落ちているときにそっと寄り添ってくれる、やさしい存在です。とろりとした口当たりと、やわらかい甘さが胃に負担をかけず体をゆっくりと温めてくれます。

 

葛湯は、冷えからくる不調を整えるだけでなく、実は女性にとってうれしい効果があると言われています。葛に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持っており、ホルモンバランスの乱れをサポートしてくれるとされています。季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、気持ちが不安定になりやすい時期でもありますが、葛湯はそんな揺らぎの季節にやさしく寄り添う飲み物です。

 

作り方も簡単で、お湯をそそいでよく混ぜるだけでできる手軽さも魅力です。冷えが気になる夜や、少し疲れが溜まっていると感じた日には、温かい葛湯をゆっくりすすると、心も体もほっとほぐれていくような感覚になります。忙しい毎日の中で、自分をいたわるひとときを作るための小さな習慣として、これからも大切にしていきたいと思います。寒い季節を健やかに過ごすために、ぜひ葛湯を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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