
【龍空】悪戦苦闘の経験から学ぶ
誰しも人生の中で
「悪戦苦闘」する瞬間があります。
仕事で思うように成果が出なかったり、
人間関係で行き詰まったり、
学びたいことがなかなか身につかなかったり。
そんなときは「どうにかしなければ」と焦り、
頭を抱えてしまいますよね。
ところが不思議なことに、
一生懸命に解決策を
探そうとするほど思考が空回りし、
答えが出てこないことも多いのです。
しかし、時間が経ってから振り返ると
「あれはこうすればよかったのか」
と冷静に理解できることがよくあります。
まるで霧が晴れるように視界が開け、
あのときの苦労がヒントとなって
新しい行動につながることもあるのです。
つまり、
悪戦苦闘の経験そのものが
「次の成長へのステップ」に
なっているのだと思います。
もちろん、
できれば苦しい経験は避けたいものです。
誰だってスムーズに物事を進めたいし、
悩みや行き詰まりはない方が楽です。
でも、もし私たちが一度もつまずかずに
前を進めたとしたら、
ほんとうの意味での成長や
気づきは得られないのかもしれません。
悪戦苦闘の中で見えた
「自分の弱点」や「別のやり方の可能性」は、
順調なときには気づけない大切な宝物です。
むしろ、壁にぶつかる瞬間は
「次のステップに進む合図」
なのではないでしょうか。
今は苦しくても、
きっと未来の自分にとって
かけがえのない経験になる。
そう考えると、
悪戦苦闘の時間も少しだけ
前向きに受けとめられる気がします。