ブログ

【龍空】愚公山を移す―四柱推命と五行で読み解く

中国古代の説話に「愚公山を移す」があります。

目の前に高くそびえる山を、
老いた男が毎日土を運び、
子や孫も協力し、
やがて神をも動かして
山を平らにしたという話です。

一見すると非現実的ですが、
そこにこそ人間の「信念」「継続」「協力」
という力が表されています。

四柱推命では、人生の歩み方を
五行(木・火・土・金・水)で捉えます。

この故事を五行の性質に照らすと、
それぞれの人が
「山を移す」方法が見えてきます。

 

木の人(成長・発展)
木は伸びゆく力。

愚公のように
「未来を信じてコツコツ努力」を重ねることで、
やがて大きな成果を得ます。

木の人は長期的ビジョンを描き、
少しずつでも前進し続けることで
山を動かすことができます。

 

火の人(情熱・推進)
火は勢いと拡散。

強い信念と情熱を周囲に伝えていくことで、
人を巻き込み協力を得ます。

火の人にとって「山を移す」とは、
自分の熱意を絶やさず、
周囲の心を燃やして
チームの力に変えることです。

 

土の人(安定・持続)
土は忍耐と基盤。

愚公そのものの気質に近く、
地道に続ける強さを持っています。

大きなことを一度に変えようとせず、
小さな積み重ねを大切にする姿勢が、
最終的に山を動かします。

 

金の人(規律・決断)
金は硬さと規律。

効率よく計画を立て、
仕組みを作りながら進める力に長けています。

金の人が山を移すなら、
無駄を省き、方法を整え、
確実に実行することで実現していきます。

 

水の人(知恵・流動)
水は柔軟さと知恵。

直接山を削るよりも、
流れを変えて道を作るように、
柔らかく環境を動かしていきます。

水の人にとって山を移すとは、
工夫とアイデアで別ルートを見つけることです。

 

「愚公山を移す」は単なる根性論ではなく、
自分の五行の強みを活かし、
信念をもって
歩み続けることの象徴といえます。
あなたの命式に宿る五行は、
どんな形で山を動かす力を与えているでしょうか。

 >  【龍空】愚公山を移す―四柱推命と五行で読み解く

ページトップへ